海外法人が日本企業から国内の個人口座への支払いを受ける事について
海外法人の役員をしている日本人です。自宅は日本にあり、1年の半分は国内で居住しています。自宅を海外法人の国内連絡事務所という位置づけにしていますが、登記などはしていません。また、営業所や支店を設立する事は考えていません。
日本の取引企業から、支払いを海外送金ではなく、日本国内の口座へ振り込みは出来ないかと相談がありました。
国内の個人口座に振り込んでもらい、全額引き出しして海外法人へ持参するか、全額海外送金する場合、日本で税金を支払わなければならないのでしょうか?
また、手渡しで支払いを受ける場合は、納税義務はあるのでしょうか?
他に節税可能な方法があれば、ご教授ください。
税理士の回答
こんにちは、
単に日本に口座を開設するだけであれば、事業上の拠点を設置しているわけではないので、日本で法人税などの申告納税義務までは発生しないと思います。
ただ、日本国内の金融機関で、海外法人の名義の銀行口座を開設することは、容易でないと思います。銀行口座は非常に厳しくなっており、日本国内で連絡が常時つくような場合であれば別ですが、銀行にとっては手間がかかり厄介な話になります。そういう案件を受け持つ担当部局もありません。可能は可能でも、現実は断られる可能性もありますので、事前によく調査確認されることをおすすめします。
取り急ぎ回答とさせていただきます。
本投稿は、2017年05月30日 20時04分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。