新築戸建て、自宅兼仕事部屋の経費申請について
主人がフリーランス(個人事業主)のプログラマーです。
この度、新築戸建てを購入するにあたり、一部屋(6畳)を仕事部屋として使用します。
※延べ床面積は100平米程度
そこで仕事部屋を経費として申請したいのですが、場合によっては申請しない方がいいような話も聞きます。以下、状況ですが申請したほうが節税になりますでしょうか?
◾︎現状と予定
・ローンの主契約は会社員(営業)である妻、主人も一部額についてローン契約済み
・名義、持分割合については半々を予定
・光熱費、火災保険などはどちらの名義にするか決めていない
・主人の扶養に子1人(一年以内に2人目予定)
・2年以内に普通車を購入予定
・主人はリモートか客先に常駐して業務に従事
◾︎気になっていること
・住宅ローン減税への影響
・すまい給付金への影響
ローン以外は現時点でどちらの名義にするか、確定していないので、節税額や割合次第で変更可能です。
何卒、よろしくお願いします。
税理士の回答

こんにちは。
持ち家を経費にした場合、家賃という経費が発生すると同時に不動産所得が発生しますので、原則として行って来いとなります。
よって、持ち家の事業供用部分を経費にするのであれば、建物部分の減価償却費と金利部分が対象となります。
ただし、事業共用部分が50%以上ですと住宅ローン控除が受けられません。
ご質問の内容ですと50%未満でしょうから大丈夫かと思いますが、それでも、事業共用部分については住宅ローン控除は受けられません。
ですが、事業割合が10%以下の場合は100%居住用として扱うことができますので、住宅ローン控除をフルに受けることができます。
したがって、事業割合を10%にして、(建物減価償却費+金利)×10%を必要経費にするのが最も効率が良い方法となります。
なお、すまい給付金については、国土交通省のHPに問い合わせ窓口がありますので、そちらでご確認下さい。
ありがとうございます。わかりやすい回答で大変参考になりました。
本投稿は、2017年06月27日 19時57分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。