節税って何でしょうか?
法人税についてです。
巷に出回っているいわゆる節税策についてですが
どれも基本的に現金の支出を伴い、課税の繰り延べを
してるだけで通算でみると納付する税額は変わってないような
気がしてきました。
形に残らない多額の税金を納めるのは気が進みませんが
変に節税策に手を出さず、ありのまま納税してキャッシュを
残していくという考えでいた方が良いのでしょうか?
税理士の回答

どれも基本的に現金の支出を伴い、課税の繰り延べをしてるだけで通算でみると納付する税額は変わってないような気がしてきました。
→私もそう思います。厳密な意味での節税は、所得拡大税制等の法令で定められたものしかないと思います。こちらも支出を伴いますが、同じ支出でも一定額の税額控除がされるからです。
形に残らない多額の税金を納めるのは気が進みませんが、変に節税策に手を出さず、ありのまま納税してキャッシュを残していくという考えでいた方が良いのでしょうか?
→単純に考えれば、利益(所得)の全部を税金でもっていかれる訳ではないので、お考えの通りだと思います。
対外的(特に金融機関)に信用の高い法人は貸借対照表の純資産が多く自己資本の厚い企業です。自己資本を高めようとすれば、基本的に資本金を積み増すか利益剰余金を積み上げるしかありませんが、後者は税引後の純利益の蓄積なので、キャッシュアウトを伴う節税(繰延)をしても積み上がるペースは遅くなります。
やはりそうですよね・・・。
頑張っても税金で半分持っていかれると思うと
回りの社長連中が躍起になって節税策を探し回るのも
分かりますし、私自身もそうでした。
キャッシュアウトを伴う節税(繰延)をしても積み上がるペースは遅くなる
ということを意識して自己資本比率を高めていけるような経営方針を
目指していこうと思います。
ありがとうございました。大変参考になりました。

資本金の規模にもよりますが、中小企業の実効税率は25~30%程度(消費税は除きます)です。
本投稿は、2022年08月19日 09時49分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。