個人事業主が、本業の収入なしでパート収入のみで1年過ごした場合の青色申告は?
個人事業主でIT関連の仕事を請負っています。
2019年は、本業のIT関連の仕事の請負は一切せず、パートで医療事務の仕事をしました。
個人事業主としての請負先探しの活動はしましたが、
上手くいかなかったので、医療事務のパートに就きました。
個人事業主としての昨年の収入はなし。
パートでの収入は36万でした。
(源泉徴収なしで、現金支給、源泉徴収票と時給明細あり)
この場合、確定申告はどのようにしたら良いでしょうか。
例年同様に、青色申告で、
自宅兼事務所としての家賃、パソコン関連経費、書籍購入、交際費、
国保、国民年金、生命保険、医療費控除等、
今まで計上していた通りに(経費)計上して良いのでしょうか?
その上で、その他の収入として、パートの収入を計上すれば良いのでしょうか?
それとも、確定申告でパートの分のみの処理になりますか?
以上、わかりやすく教えてください。
よろしくお願い致します。
税理士の回答

休業しているわけではないので、「青色申告決算書」は作成し確定申告をされた方が良いと思われます。
所得金額も税額も発生しないばあい「申告義務」は本来不要ですが、青色事業者であれば、費用を計上し赤字になった場合で、他の所得と損益通算しても損失が残る場合は「純損失の繰越」として3年間繰越すことができます。
翌年以降に「黒字」となり所得が生じた際にはその繰越金を控除することができます。
※税務署では、必要経費を「収入を得るために必要な経費」と定義しているため、計上する経費・・・特に交際費などは吟味した方が良いと思います。
なお、本年の青色申告決算書の3枚目の「本年中における特殊事情」に、収入のない理由を「IT業務の請負先を探していたものの、契約が取れなかったため、本年中の収入はなかった」などと記載されると良いと思います。
国保、国民年金、生命保険料、医療費控除等は経費ではないため、実際に貴方が支払っているのであれば、それぞれを貴方の控除とし、別の「生計を一にする親族」が支払っているのであれば、その方の控除となります。
ご回答ありがとうございます!
>特に交際費などは吟味した方が良いと思います。
とは、どういった意味でしょうか?
あと、パートでの収入は、どこに記入すれば良いのでしょうか?
教えていただけると助かります。
初めてのことでよくわからず、低レベルな質問で申し訳ないのです……

交際費について
仕事に直結している方以外の支払いや飲み会などの支出は「個人的な支出」とみられますので、経費計上はしないほうが良いと思います。
以前仕事をしたことのある、お得意様や業界団体の会合などは、経費に計上されても大丈夫だと思います。
パート収入は「給与所得」ですので、青色申告決算書には記載せずに、申告書の「給与所得」の欄に記載します。
理解出来ました!
本当にありがとうございます。
なんとなく、ぼんやりしていた部分がスッキリ解決しました。
ご丁寧に教えてくださってありがとうございます。

ベストアンサーを有り難うございます
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本投稿は、2020年02月02日 23時39分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。