【事業所得と認められるには?】
副業をしている者です。現在の副業の年収は20万程度です。
将来的には、「会社員+個人事業主(副業)」となり、青色申告をして、節税までできればと考えています。
①今のままでは雑所得になってしまうと思いますが、どの程度収入があれば事業所得と認められ、青色申告ができるのでしょうか?具体的な数字を教えて頂ければ幸いです。
②今の状態でも、帳簿などはつけておいた方がよいでしょうか。
③今後、かりに事業所得と認められる状態になれた場合、開業届はどのタイミングで出すのでしょうか。
④開業届を出すと、失業保険が受けられなくなると聞いたことがあるのですが、どの程度デメリットがあるのでしょうか?
沢山質問をして申し訳ありません。
お手数ですが、御手隙にご回答いただけますと幸いです。
税理士の回答

土師弘之
①について、
事業所得になるかどうかの判断基準は次に4つが考えられます。金額基準はありませんが少額ではこの要件は満たさないと考えられます。
1.反復継続性があるか(事業が単発で終わらないかどうか)
2.営利性・有償性があるか(儲けを目的としているのかどうか)
3.自己の計算と危険において独立して遂行する業務か(他人が絡んでくる要素はないかどうか)
4.事業として客観的に成立しているか(日々その事業に専従する、屋号を掲げて仕事をするなど事業形態が見えているかどうか)
②について、
事業であれば当然、雑所得でも後々の税務署からの問い合わせ等があることを考えると記録を残す必要はあります。
③について、
開業届は、事業収入が得られる事業を始めたときから1か月以内に提出します。
④について、
「開業届を提出すると」ではなく、「事業を開始した場合」です。「開業届を出したこと」イコール「事業開業」ではありません。「事業を開業」したら「開業届を提出する」義務が生じます。
事業を開始すると失業ではなくなりますので、基本手当(失業保険)は当然もらえません。
ご回答いただきありがとうございました。
疑問が解決しました、ありがとうございます!
本投稿は、2021年03月24日 15時26分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。