個人事業主の報酬の、源泉徴収と消費税の仕訳について
お世話になります。
私、今年5月より個人事業主(免税事業者)として開業したばかりで、
色々と勉強中の身なのですが、業務委託契約をした会社から今後毎月支給される報酬の正しい仕訳方法を知りたく、質問させて頂きました。
仕事柄源泉徴収されて支給されます。
例えば仮の金額ですが、
報酬額 300000
消費税 30000
源泉徴収税 30630
手取り額 299370
のような場合の仕訳ですが、
請求時の仕訳
(借方)売掛金 330000 (貸方)売上高 330000
入金時の仕訳
(借方)普通預金 299370 (貸方)売掛金 330000
(借方)源泉徴収税 30630
上記のような仕訳で問題ないでしょうか?
あるいは、上の仕訳は売上に消費税も含めて仕訳してますが、
売上と消費税は分けて別個に仕訳した方が良いのでしょうか?
初歩的な質問で申し訳ございませんが、アドバイスを頂けましたら
非常に助かります。
よろしくお願い申し上げます。
税理士の回答
貴方が消費税の免税事業者か課税事業者で税込経理を採用していれば、消費税は売上に含めて計上します。
仕訳ですが
請求時に
(借方)売掛金299,370、事業主貸(源泉)30,630/(貸方)売上高330,000
入金時は
(借方)普通預金299,370/(貸方)売掛金299,370
とした方が良いです。
確定申告では売上高330,000で税額の計算をし、ここから源泉徴収分を差し引いて納付税額を算出しますが、ご記載のように源泉を入金時で仕訳して年を跨いだ場合、12月分の源泉をその年の税額から差引くことを失念する恐れがあります。
前田靖様
わかりやすく御丁寧にアドバイスを頂き、ありがとうございます。
確かに年を跨ぐ時のことを失念しておりました。
ネットで少し調べてみると、源泉徴収税を入金時に仕訳する説明も見受けられましたが、
年を跨ぐ場合のことを考えると、請求時に源泉徴収を仕訳するべきだというのが
よくわかりました。
お忙しい中こんなに早く的確な御回答を頂き、とても助かりました。
本当にありがとうございます。
本投稿は、2022年05月20日 14時47分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。