[扶養控除]103万の壁について - 税理士に無料相談ができるみんなの税務相談 - 税理士ドットコム
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103万の壁について

今年で19歳になった専門学生です。
103万までなのを忘れていて、145万になってしまいました。親の年収は350万です。
その場合、親の負担と自分の負担は何円ほどになるのでしょうか?

税理士の回答

  この情報だけでは、正確な課税額は算出できません。
 
  おおよそとして
  貴方は19歳ですので「特定扶養親族」となり、お父様の扶養控除額は63万円となっていました。
  また、親御様の年収が350万ということですので、所得税の税率が5%又は10%となるかと思います、
  そこで少なくとも32,100円(63万円×5%×102.1%)は所得税の納税額が増加すると思われます。※2.1%は復興特別所得税です。
  このほか住民税も来年の決定額が増加します。

  住民税は、市区町村によって若干取り扱いがことなり、かつ、扶養の人数などで税額などが変わるため、正確な計算などはできませんが、目安として計算します。
  また、住民税の特定扶養の控除額は45万円となります。所得割の税率は10%ですので、同じように計算しますと(都道県民税も含みます)
  45万円×5%=45,000円となります


  貴方の場合は、140万円がアルバイト収入(給与所得者)との前提の場合で、かつ、基礎控除のみ該当する場合は控除額は48万円ですので所得税額を計算します
  145万円(給与収入) - 55万円(給与所得控除額)= 90万円 (給与所得金額=合計所得金額)
  90万円 - 48万円= 42万円(課税所得金額)
  42万円×5%×102.1%= 21,441円 ∴ 21,400円 
  の計算になります。

  このほかに住民税の負担額が、翌年通知が来ます。
  目安は
  均等割5千円 + 所得割47,000円=52,000円
  均等割は一率5千円となります
  所得割を計算しますと。(基礎控除の金額が43万円になります)
   90万円(合計所得金額)-43万円=47万円
   47万円×10%=47,000円 
  
  ただし、住民税は、市町村毎に計算方法や取り扱いが異なり、調整控除(扶養の人数等で変わります)などもあるため、おおよその目安となります。(都道府県民税が6%、市町村民税率が4%)

本投稿は、2023年10月13日 12時23分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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