住宅ローン控除の収入要件は世帯合計 or 債務者の収入のみで判定?
住宅ローン控除 (住宅借入金等特別控除) の適用条件に年収 (合計所得金額) 3,000万円以下というものがありますが,
1) ローンを借り入れている人の給与所得・株式配当等を合計した金額という意味なのか
2) その住宅に住む人々の収入まで合計した金額なのか
どちらでしょうか。
特に2021年は住宅ローン控除の条件緩和 (40平米以上・所得1,000万円以下) が審議されているとのことで,例えば夫 (年収800万,ローンの債務者)・妻 (年収700万,借入なし) という状況で,夫が所得税減税を受けられるのかを気にしております。
確定申告によって判定しているので 1) の意味で,上記例は控除を受けられるのだと予想していますが,ご教示いただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答

1) ローンを借り入れている人の給与所得・株式配当等を合計した金額という意味なのか
この意味ですが、大株主でない限り株式の配当金は申告不要が選べます。売買益は、特定口座源泉有りで行えば申告不要が選べます。
合計所得金額は、所得の合計ですから、給与収入から給与所得控除を引いた金額なので、合計所得1,000万円とされた場合、給与だけなら年収1,195万円以下です。
世帯合計所得ではなく控除を受ける人の合計所得金額です。
但し、1)のうち源泉分離課税の配当所得は合計所得金額に含みません。
合計所得金額については、以下のリンクをご参照ください。
https://www.nta.go.jp/law/shitsugi/shotoku/06/38.htm
本投稿は、2021年03月01日 15時54分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。