共有名義不動産収入の確定申告について
父と伯母(父の姉)とで実家を共有名義(50:50)にて所有しております。
現在は父→都内、伯母→北海道の有料老人ホームに入居ずみです。
父が認知症のため実家が売却できず、実家を貸し出すことにしました。
父は年金収入260万。家賃収入は月10万円以下を予定しております。その場合
1、父の家賃収入は月5万円のため、来年確定申告をした場合、所得控除120万(現状変わらず)、所得税率5%→10%でしょうか?
2、共有名義の不動産の場合、税制上家賃振込口座名義は誰にしたほうが良いのでしょうか?
3、家賃口座を伯母名義にし、毎年一括で伯母の口座から父に家賃分を支払った場合、贈与の確定申告は必要でしょうか?また不要の場合税務署からの問い合わせに対し残しておいたほうが良い書類などはございますでしょうか?
4、来年青色申告をする予定ですが、事前の承認申請は家賃が発生してからでも大丈夫ですか?共有名義の場合それぞれの確定申告で10万円の控除になるのでしょうか?
5、共有名義の不動産を貸し出す場合の税金面で注意点はございますでしょうか?
父、伯母は高齢のため、それぞれの子供が手続きをすることとなります。
よろしくお願いします。
税理士の回答
1、雑所得=年金収入260万円-控除額(年齢によって異なります)…A
不動産所得=家賃収入60万円-必要経費…B
A+B-所得控除120万円≦195万円であれば所得税率5%となります。
2、振込口座はどちらでも結構ですが、後ほど共有分の資金の移動が必要です。
3、お父様が受け取るべきものを伯母様が受け取って資金移動するので贈与とはなりません。
証拠書類としては現金のやり取りではなく通帳に記載名入りで残る振り込みがよろしいのではないでしょうか。
4、青色承認申請は、期日制限がありますので確認されてから行ってください。
青色申告が承認されますとそれぞれで10万円控除の可能性があります。
5、特に思い合たりません。
よろしくお願い致します。
色々自分なりに調べてみたのですが、調べた自分の結果に自信が持てず質問させていただきました。丁寧なご回答有難うございました。
本投稿は、2018年03月11日 18時37分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。