事業主貸、事業主借について
一人親方で初めての確定申告をします。
使用している会計ソフトはfreeeです。
売上が入ったらほぼ全額事業主貸にし、経費を登録する際は貸方を事業主借で登録していたのですが、このやり方で問題無いでしょうか。
また、事業主貸が多いと税務調査に入られやすいと目にしました。
下記に貸借対照表の数字を出していますが、これ通りだと良くないのでしょうか…
ご回答よろしくお願いいたします。
貸借対照表は下記の通りです。
<資産の部>
その他の預金 578,834
売掛金 499,000
前払金 7,236
車両運搬具 395,833
事業主貸 5,881,079
合計7,361,982
<負債・資本の部>
事業主借 2,618,478
青色申告控除前所得 4,743,504
合計7,361,982
税理士の回答

はじめまして、税理士の岡村と申します。
普段は個人事業主様をメインに対応させていただいております一税理士の考えですが、よろしければご参考になさってみてください。
仕訳の方法自体は、
事業主貸〇〇〇円/売上高〇〇〇円
経費〇〇〇円/事業主借〇〇〇円
と処理するのは、現金出納帳が無いのであれば仕方ないのだと思います。
たしかに、ご質問者様が記載されていますように、事業主貸勘定の金額が大きいとプライベートの支出が多いのかなって一瞬思ったりはします。
しかしながら、貸借対照表に現金残高が記載されていない場合には、現金出納帳が無いことから、現金の入出金が事業主貸勘定と事業主借勘定を使用されているはずなので、「事業主貸勘定の期末残高」ー「事業主借勘定の期末残高」=「生活費への支出」なのかなと考えたりします。
最近は税務署側もAIを導入して各金額の推移などを判断して税務調査先を選定すると言われておりますので、異常値として拾われてしまうと残念ながら税務調査対象に選ばれやすくなってしまうのかもしれません(あくまで推測です)。
なので、もしご心配でしたら、青色決算書の特記事項の欄に仕訳処理の方法について参考になるように記載しておくのもよいと思います。
この特記事項の欄は税務署側の方も目を通しますとのお話を聞いたことがありますので、何らかの参考にはなると思います。
問題の解決にはならないかもしれませんが、一個人の考えでよろしければご参考になさってみてください。
ご回答ありがとうございます。
大変参考になりました。
青色決算書の特記事項の欄に記入しておこうと思います。
気になったのですが、freeeで家事按分の設定をしておりまして、
例えば家賃50000円の10%を事業用だとすると下記のような仕訳になっています。
地代家賃5,000 事業主借50,000
事業主貸45,000
家賃は全て個人口座から支払いしているので、事業主貸は使わずこのように仕訳してもよいのでしょうか?
地代家賃5,000 事業主借5,000

>気になったのですが、freeeで家事按分の設定をしておりまして、
例えば家賃50000円の10%を事業用だとすると下記のような仕訳になっています。
地代家賃5,000 事業主借50,000
事業主貸45,000
家賃は全て個人口座から支払いしているので、事業主貸は使わずこのように仕訳してもよいのでしょうか?
地代家賃5,000 事業主借5,000
経費計上額は一緒になりますが、個人的には
>地代家賃5,000 事業主借50,000
事業主貸45,000
こちらの仕訳で入力された方が、金額全体が分かり、家事按分のことも分かりやすいのでよいと思います。
よろしければご参考になさってみてください。
本投稿は、2025年02月26日 18時09分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。