ゲームトレードでの売り買い確定申告必要ですか？

1. 利益が「20万円を超える」かどうか
　- 収入（売上） − 経費 ＝ 所得 が20万円を超えたら、給与収入以外の所得として確定申告が必要となる可能性があります。
　- あなたの場合「利益が2万円いかないくらい」とのことなので、この水準であれば申告不要になる可能性が高いです（他に給与収入などがない場合）。
2. 経費（仕入れ分）は差し引けるか
　- はい、収入を得るために直接支出した「仕入れ」に相当する費用は、原則「必要経費」として差し引くことが可能性があります。例えばゲームアカウントを売却するために購入したアカウントや、その運用にかかった費用など。 
　- ただしその支出が「売却目的」であるか、「趣味的な利用目的」であるか、税務上の判断ポイントになります。例えば仕入れてすぐ売ったという形ならより明確に経費になる可能性がある一方、まず遊んでそれを売ったという形では、経費として認められにくいという見解もあります。 
3. 申告しないとどうなるか／超えてしまった時の対応
　- 所得が申告対象ラインを超えた場合、確定申告をしていないと追徴課税や加算税・延滞税の対象となる可能性があります。
　- 申告対象と気づいた場合は、まず収入・経費の記録をきちんと整理しておきましょう。売上（取引履歴）、仕入れ金額の領収書・購入記録、運用費用など。
　- 雑所得として申告する際は「収入−経費＝所得」を計算して、他の所得（給与など）があるかどうかも確認してください。
4. 勤労学生控除の適用可否
　- 学生自身が勤労学生控除を受ける条件として、「合計所得金額が75万円以下」「勤労による所得以外の所得が10万円以下」などの要件があります。 
　- あなたがゲーム売買で得た所得が勤労以外の所得（雑所得）とされる可能性が高いので、この10万円以下の条件に引っかかるかどうか要注意です。もし「勤労による所得（バイト収入など）」があるなら、その区分も確認が必要です。
5. 親の扶養・学生の「年収の壁」
　- 学生が働くと「扶養から外れる」「社会保険の壁」「住民税の壁」などがあります。例えば年収が一定額を超えると扶養から外れたり、親の税金控除に影響が出たりします。 
　- ゲーム売買の収入も「収入源」の一つと見なされる場合があるため、「年収」扱いになる可能性も念頭においてください。