異動証明中の名義書換と実質通知について

お世話になります。
相続した一般預かりの株式売却のため、取得価額を調べています。
取り寄せた株式異動証明書の中で、2008.9.9に５００株減少しており、2008.9.30に５００株実質通知で増加しています。これは、ほふりか何かの関係でしょうか？取得価額の算定上は無視してよいものでしょうか？
よろしくご教示ください。

税理士の回答

良波嘉男

良波公認会計士税理士事務所

1. 東京都
2. 港区

確定申告分野に強い税理士 です。

① 結論
「500株減少 → 500株実質通知で増加」は、実質的に“名義書換”に伴う一時的な移動（ほふり経由の振替）である可能性が高く、取得価額の計算では完全に無視して問題ありません。
売買・増資・分割ではないため、取得価額は変動しません。

② 理由
2008年前後は証券保管振替機構（ほふり）への移管・電子化対応が進んだ時期で、名義書換・預託・移管の際に「一度減少 → 実質株主通知で再増加」
という記録がよく発生していました。
これは“名義管理の都合上の動き”であり、
→ 株主の取得価額
→ 株数の実態
→ 投資行為
にはまったく影響しません。

本投稿は、2025年11月27日 18時59分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。