電力会社の鉄塔地収用の譲渡所得の確定申告について

はじめまして！公認会計士・税理士の清水と申します。

■そもそも
今回売却代金は60万円ということですが、そこから取得価額と譲渡費用を差し引くと、利益が出ているのでしょうか。
もし利益が出ていない場合、確定申告不要です。

■特例
電力会社の鉄塔用地になったということで、下記の特例の対象になったということだと思います。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/joto/3552.htm
もし今回が、特例を使わない場合に利益が出ていて、特例を使うことで利益をゼロにするというケースでしたら、申告が必要です。

■申告の場合の手続き
確定申告と譲渡所得の内訳書を作成する必要があります。
その場合は、電力会社が言う証明書と、購入および売却の場合の契約書等の書類の一式が必要になります（譲渡益を計算するため）。

ご回答いただきありがとうございます！

当方が無知で申し訳ないのですが、取得価額と譲渡費用が今回の場合なにを指すのかが分かっていません…
そもそもの土地は親からの贈与で生前贈与（相続時清算課税制度利用）により取得しています。（まだ相続は発生してません。）
売却にあたっては、電力会社との売却契約のみでその他手続きにかかる費用は電力会社持ちであり、当方は何もしていません。
この場合は全額利益が出ているとして、電力会社のいう証明書と今回の売却契約書類等一式で大丈夫でしょうか？

相続時清算課税制度を利用したいうことで、贈与時の時価が、相談者さまにおける取得価額になっていると思います。
贈与時の土地の評価額は、通常、贈与税の申告書に記載されています。

今までのお話を聞く限りだと譲渡益は出ていない（売却額が60万円と低額なため）気がしますが、お話の前提が誤っていることも考えられるため、ご不安であれば、資料を持参で税理士等に質問された方が良いかと思います。

再度のご回答ありがとうございます！
当時の評価額を調べてみたいと思います。
ありがとうございました！