海外の銀行口座で発生した利子収入についての確定申告
私は日本の一般企業で働くサラリーマンです。
2015年まで海外に駐在しておりました。2015年中に帰国し、2016年1月1日時点では日本の居住者でした。
海外では現地で生活するために銀行口座を開設していたのですが、
2016年の現在でも口座を維持しており、預金に対する利子が毎月振り込まれています。
毎月の振込日の為替レートで円転すると2016年の年間利子収入は17~18万円程度になりそうです。口座のステートメントを見る限り、利子収入に対する税金は発生していないようです。
一方で、BREXITの際に日本の銀行の外貨預金を利用して、為替差益が4万円ほど発生しました。(FXではありません)
上記を合計すると20万円を超えます。日本で確定申告が必要でしょうか?
また、海外口座では毎月数百円程度の口座維持手数料(消費税含む)が発生しています。
確定申告が必要な場合、こちらは経費とすることができますでしょうか?
以上よろしくお願いいたします。
税理士の回答

小泉まりえ
こんにちは。
小泉まりえ税理士事務所の小泉と申します。
今回のケースでは、給与及び退職所得以外の所得が20万円を超えますので、確定申告が必要になります。
そして、口座維持手数料につきまして、必要経費になりそうなところですが、
以前税務署と協議したところ、
利子所得や為替差益に対しては、基本的に必要経費という概念はない、
というものが税務署の見解でした。
したがいまして、口座維持手数料は経費として認められない可能性が高いと考えます。
ご参考になれば幸いです。
本投稿は、2016年09月04日 11時55分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。