個人事業主と合同会社(一人会社)の代表社員の同時経営が可能かについて
WEBデザイン・解析等を個人事業主として行なっておりましたが、請負元の企業(A社)よりグループ企業として法人成りを依頼され50%の資本提供を受けた合同会社(1人会社)を昨年設立しました。
その時点で個人事業主として業務委託を受けている企業(B社他)、案件があり制作対応中でした。(12月で制作完了入金済み)
また、A社との報酬の契約が確定しないまま、業務遂行している状態で、本年1月に報酬が確定することになりました。(昨年の報酬は個人事業主の時の契約に従うことになり、昨年に売り上げを立てることになります。ただし、実際には昨年時点の報酬は確定しないままだったので入金保留になってます)
この状況を鑑みて、昨年の経営を税制上問題ない形での個人事業主と法人とでの両立を考えておりますので、ご助言をお願いします。
・昨年の業務は全て、個人事業主の設備を使用、経費等は全て個人事業主のカードで支払いしてます。
・A社からの業務は、法人での役員報酬は無しで個人事業主へ業務委託する形にできますか?
・法人の決算が4月末なのですが、最初の決算時期までは、両立の形として、個人事業主の確定申告時に売り上げ・税金の額に応じて、法人1本化か両立を判断することは可能でしょうか?
・その他、本状況より注意すべきことなど御座いましたらお願いいたします。
税理士の回答
・A社からの業務は、法人での役員報酬は無しで個人事業主へ業務委託する形にできますか?
→合同会社からご質問者様が業務受託するということでしょうか?
定款の定めや社員総会(出資者A社も社員になり一人法人ではないと思います)の決議で、形式的にはできるかもしれません(こちらは弁護士や司法書士にご相談ください)が、法人税法上は損金不算入の役員給与と見做されると思います。
つまり、会社法上の問題をクリアできれば支給できる可能性はあるが、支給しても法人税法上は損金不算入(ご質問者様は収入として計上する必要がある)になると考えられます。
・法人の決算が4月末なのですが、最初の決算時期までは、両立の形として、個人事業主の確定申告時に売り上げ・税金の額に応じて、法人1本化か両立を判断することは可能でしょうか?
・その他、本状況より注意すべきことなど御座いましたらお願いいたします。
→上記2つのご質問は、個別具体的に判断を要するものと思いますので、ネット上での回答は難しいです。
本投稿は、2021年01月19日 16時19分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。