報酬形態で受け取っている漫画家アシスタントの確定申告について
目を通して頂きありがとうございます。
現在自分は、連載中漫画家さん4名のもとで手伝いをしています。
コロナをきっかけに、去年から漫画家さんの手伝いをし始めました。
毎月金額にムラはありますが大体
1人の先生からは2~5万程
2人目の先生からは1~2万円程
3人目の先生からも1~2万円程
去年の10月から手伝い始めた先生からは
4万円程
を報酬(雇用を結んでないのでこの認識ですが間違えていたらご指摘頂きたいです)という形で受け取っています。
毎回原稿が終わる度『今回は合計◯時間働きました』と申告し、先生が時給計算して金額を決めてくれています。
その金額は源泉徴収をひかれたりはしていません、調書なども作成していません。
ただ毎月働いた分だけ入金されて終わる、の繰り返しです。
在宅勤務なので、作業しているマンションの一室も、ペンタブやパソコン、通話にて指示を受けるためのヘッドセット、すべて自分の私物で作業しています。
この条件で、確定申告をした方が良いのか、しなくても良いのか教えて頂きたいです。
また、1人目の先生が経済的に苦しいタイミングが多く、アシスタント代が1ヶ月から2ヶ月程遅れたりする事もあります。
税理士の回答

安達幸男
雇用契約を結んでいないということなので、請負契約で仕事をされているということになりますので、事業所得として確定申告が必要になります。事業所得の計算は、売上ー必要経費=所得金額となり、さらに、所得金額ー所得控除(基礎控除などの控除)>0であれば、納税額があるので確定申告必要です。所得金額ー所得控除<0ならば、税額はありませんので、申告不要となります(あなたの場合は、あらかじめ報酬から所得税が源泉徴収されていないので、税金が還付されることはありません。)。
あなたの場合、売上の計上時期については、仕事が完成して引き渡しをした日となります。したがって、アシスタント料の入金が遅れていても、完成した原稿の引渡し日で、売上を計上することになります。
必要経費としては、マンションの作業部屋の減価償却費、ペンタブ、パソコン(10万円以上ならば一括で費用計上しないで減価償却費します。)、通信料及び電気料(面積按分で事業用経費分を計算します。)などがあります。
それほどむずかしくないので、ご自身で国税庁のHPで確定申告書を作成して郵送してみてはどうでしょうか。どうしても分からないときは、確定申告会場で相談をすることをおススメします。
本投稿は、2022年01月17日 05時31分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。