海外資金の移動
夫婦で海外勤務していた時代に、妻名義で夫婦の海外での給与を海外の銀行にまとめて貯蓄しており、先日、その全額を日本の妻名義の銀行口座に送金しました。目的は数年間分の生活費と教育費のためであり、夫婦間で預金分散させた方が便利かなと夫名義の銀行口座に半分移してしまいました。その後、最近になって贈与税の可能性を知り、大変不安になっています。元の資金は、夫婦の海外給与の貯蓄で、それを証明することは可能ですが、贈与税に該当してしまいますでしょうか。夫の口座は今は妻が一括管理しており、贈与の意思はありません。通帳もカードも印鑑も妻が管理しています。戻して済むなら戻したいです。借用書を作成して返金してもらう方がよいでしょうか。アドバイス頂けますと幸いです。
税理士の回答
まず、夫婦で海外勤務をされていた時には、贈与の意思はなかった、という前提で回答します。
奥さまの口座にお二人の給与をいれていたのは、便宜上でしょうか。また、ジョイント口座(共同名義口座)にいれていたのでしょうか。どちらにしても、この口座は夫婦の共有ということになるため、むしろ正しい名義人の口座へ戻す必要があります。
幸い、当時の給与額を証明することは可能、とのことですので、当時のそれぞれの入金額+運用益を計算し、それぞれの口座へ戻せば、贈与税は課税されないということになります。また、後々のために、通帳や給与額を証明するものは証拠として保管しておくことをお勧めします。
本投稿は、2023年01月04日 02時26分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。