借用書の毎月返済額と金利について
【相談の背景】
親族にローン返済のため800万円を借りる事になりました。
親族は返済はいつでもいいし、毎月いくらでも良いと言っています。
贈与税がかからないよう、借用書を用意するつもりです。
この際の借用書及び毎月返済額について質問があります。
【質問1】
借用書の金利は1%を予定しておりますが、それ以下を設定する事は可能でしょうか?贈与とみなされることを懸念しております。
【質問2】
毎月返済額は最小いくらなら贈与としてみなされる事がないでしょうか?
800万に対して毎月1万なら贈与、毎月5万なら貸付になるなど、境界線が知りたいです。
【質問3】
その他、借用書を用意するにあたって注意すべき点はございますか?
税理士の回答
親族からの借入金の利息については市中金利程度であれば問題ありません。それ以下であると贈与となりますが、贈与税は年間110万円の基礎控除があります。
毎回の返済額及び返済期間に制限はありませんが、契約による内容のとおりに確実に返済することが必要です。親族間の貸借については、とかく「ある時払いの催促なし」ということが見受けられますが、この場合は贈与とみなされますのでご注意下さい。
借用書については、作成を義務付けられているものではありません。民法では貸主の「貸す」という意思と借主の「借りる」という意思の合致及び目的物(現金等)の引き渡しによって「金銭消費貸借契約」は成立します。
本投稿は、2023年07月24日 05時36分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。