妻名義の口座から夫名義の口座へ預金を移動したことによる贈与税について
【概要】
2022年6月に妻名義の口座から夫名義の口座へ1,000万円の資金を移動いたしました。
・こちらが贈与税の対象となるのかどうかの確認
・贈与税の対象になるとしたらどのように対処すればよいかの確認
ができればと考え、投稿いたしました。
【状況】
・口座内の資金の内訳は以下です。
・夫が300万円
・妻が700万円
・お互い贈与をするという意図は全くなく、目的は金利が高い口座への移動
・2023年12月現在まで、口座からの引き落とし、使用はありません。
・貯蓄方法としては、
・夫から妻へ毎月生活費+貯金額を手渡し
・妻が自身の貯金+夫の貯金を口座に振り込み
・持分管理などはできておらず、現状どちらの資産なのか明確にわかる資料がない状況
【質問】
①現状で、贈与税の対象となることを回避するためにはどういった手段がありますでしょうか。
・妻名義の口座へ全額戻す。
・夫から妻に借用書や預かり証を発行し、期日通りに返却する
などがあると思いますが、再度移動した際に贈与税の対象になる可能性もありどういった手段が確実かご教示いただけますと幸いです。
②持分管理について
夫から妻に手渡しをして、妻が口座に入金していた状況です。
この金額が夫の所有分だということを証明するために参考にできる情報は以下です。
・夫の口座の明細(生活費分の引き落としも含む)
・妻の口座の明細(いくらが入金されていたか)
こちらで夫分の所有が300万であることを証明できますでしょうか。
それとも具体的にこうすべきなどありましたらご教示いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答

① 権利関係を整理するとの意味では、元所有者に戻すのがベストです。税務判例上は夫妻の債権債務関係を継続することはベターではありません。
➁ 税務判例上、共同管理による準共有は通常の在り方になりますが、
ある意味不分明な状態であり、その割合をめぐって課税側と見解の相違がありえます。①と同じく、整理しておくのがベターです。
本投稿は、2023年12月04日 14時27分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。