贈与税の対象になるかの質問です
夫婦で建物3000万円を住宅ローンで購入
夫30年3000万円の借り入れ
妻と1500万円ずつ折半を予定していて、妻から夫へ毎年50万円を30年間に渡り援助して完済した場合、夫に贈与税は発生しますか?
(例1)
妻を連帯債務(ペアローンなし)
建物を共有名義で持分割合を夫婦5:5で登記
(例2)
妻を連帯保証
建物を単独名義で夫のみ登記
それぞれの例でご教示お願いします。
税理士の回答
贈与税の基礎控除額が年間110万円ですので、ローン完済までは課税となりません。ただし、将来、奥様がお亡くなりになった場合、死亡前7年間×50万円=350万円は相続財産となり、奥様の死亡時点での財産額+350万円の合計額が相続税の基礎控除額(3,000万円+600万円×法定相続人数)を超える場合は相続税が課税されます。
(例1)奥様が半額の返済をし、ご主人が奥様から贈与を受けた資金で返済すれば課税されません。
(例2)連帯保証とし、返済額の半額を奥様が負担し、ご主人の単独名義とした場合は、奥様からご主人へ1500万円を贈与したことになります。ただし、連帯保証としても、ご主人が単独で返済する場合は贈与とはなりません。
的確なご回答ありがとうございます。
ちなみにですが、例2の方で
妻を連帯保証のまま
建物を共有名義で持分割合を夫婦5:5で登記した場合は、
妻から夫への1500万円の贈与税の対象にはならないのでしょうか?
ご教示お願い致します。
実際にご夫婦が半額ずつ返済していれば問題ありませんが、ご主人の返済分は必ず毎年50万円を奥様名義の口座からご主人の口座へ振替した後、金融機関へ振込してください。(贈与事実を残すため)
大変勉強になりました。
回答ありがとうございました。
本投稿は、2024年10月06日 07時14分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。