贈与税がかかるかどうかについて
父が亡くなり、兄弟2人で店舗付き住宅と土地を相続することにしました。因みに2階の住宅部分は私名義です。1階の店舗は2つで、それぞれ1店ずつの家賃(約10万円ずつ)を兄弟で受け取りたいと考えています。しかし、父はこの家賃で介護施設にいる母親の施設代を支払っており、相続後も家賃はこれに充てたいと考えています。父母は年金は一切もらっていません。そこで質問ですが、私の兄が、毎月私に9万円、年間108万寄越し、その金と私の家賃分を合わせて施設代を支払おうと考えました。この場合、兄から私へのお金の流れは、贈与税の対象になるでしょうか?
また、父の収入は月20万少しの収入で、それに対しての所得税を支払っていました。私たち二人はサラリーマンです。今回、このようにした場合、二人の支払う所得税の総額は、父が支払っていた税金より高くなる可能性はあるのでしょうか?
長い質問になってしまい申し訳ありません。どうぞよろしくお願いいたします。
税理士の回答
回答します
①贈与になるかどうか
こちらは特に問題はないかと思います。
お母さまを扶養する、養ってあげるのは子供としては当然の行為なので、お母さまの生活費を子供である質問者様及びお兄様がお払いになってもそれは贈与とは考えません。子供に服を買ってあげても贈与とは考えないのと同じ考え方です。
②税額が増えるか?
こちらは税額は増える可能性は高いかと思います。所得税は累進課税と言って、所得に応じて税率が少しずつ上がるような制度となっています。お父様は家賃収入中心で少ししかなかったのであれば税率はかなり低いところにあったのではと思います。
それに対して、相談者様およびお兄様はサラリーマンですので、この給与所得と家賃収入を合わせると、お父様よりも所得が多くなって高めの税率が適用される可能性はあるかと思います。高めの税率が適用された場合には所得税の総額は高くなると思われます。
早速のご回答に感謝いたします。ありがとうございました。
本投稿は、2019年09月04日 18時10分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。