生前贈与について
よろしくお願い致します。
生前贈与に要する日数と支払い方を教えてください。
新築で家を建てる事になり、祖母の土地に立てます。その土地は後に母が相続するものですが、当然現在は祖母の名義です。
なので、『「住宅ローン事前審査申込」結果のご連絡とご留意事項のお知らせ』の紙に、当然、低地所有者として祖母の名が書かれ、「担保提供者兼連帯保証人に加入」となっています。
しかし、この用紙を見せたところ、祖母も高齢で連帯保証人は困るとのことで、生前贈与なら担保提供者どころか連帯保証人とはならないので、生前贈与の話になりました。
こんな時間だし、皆が無知で、どこにも問い合わせができず、私は心配で、ただただ「どうしよう」と思っているばかりです。
というのは、9月には建ってしまうということなので、今住んでいるマンションを9月に明け渡しが決まっております。
生前贈与となれば、ローンの事前審査もやり直しになるのでは?
また今から生前贈与という手続きをしていて、9月に建つのが間に合うのかが心配でなりません。
ローンの事前審査もやり直しになってしまうのではないかと心配です。
必ず9月には建ち終わってないとマンションは出なきゃいけないので困ることになります。
生前贈与の方が税金がかかると聞いてましたが、こういった場合、金銭的には、孫の私が生前贈与を受けた方がいいのか、母が受けた方がいいのか…贈与税は受けた者が払うのでしょうが、連帯債務者である私も(夫:債務者)、母も住宅ローンで大変です。
どんな支払い方になってくるのでしょうか!
相続税と贈与税の差額分は祖母が出してもいいと言っておりますが、可能でしょうか?
夜分に大変申し訳ありませんが、自分の気持ちを落ち着かせたく、お目に止めていただける先生がいらっしゃいましたら、何卒よろしくお願い申し上げます。
税理士の回答
土地の名義変更は法務局で行います。
多くの方は、司法書士に頼みますが、自分でもできます。
自分でする場合には、法務局に電話して、必要書類を確認し用意して法務局に相談予約して登記申請書の記載方法などを聞きながらします。
所要日数は法務局に電話で聞いてみてください。
ローンの審査がやり直しになるかどうかは、ローンの窓口に聞いてください。
贈与税は相続税より高いものですが、贈与税には特例があります。
相続時精算課税という特例で、2,500万円まで贈与税がかからないというものです。特例の条件は3つ。
①祖父母又は父母が60才以上
②もらう人が子供又は孫で20以上
③贈与の翌年2月1日から3月15日までの間に、もらった人が贈与税の申告をして相続時精算課税を受ける手続きをすること
続き。
特例の注意点は、翌年の贈与税の申告を期限内にすること。
期限に遅れると、特例が受けられないため、1,000万円以上の莫大な税金がかかります。
祖母から贈与を受けるのは、お母様でもお孫さんでも大丈夫です。
祖母の直系であれば良いです。
お孫さんの場合には、お母様の兄弟の了解を得ておく方が、トラブル防止になると思います。
お母様がもらう場合には、ローンの審査や連帯保証人の関係を連絡しておく必要があります。
この特例は、名前のとおり祖母の相続財産に加算されます。
つまり、相続税の対象になります。
9月に間に合わない場合には、一時的にアパートへの入居を検討しておいた方が良いでしょう。
鎌田先生、早速にお返事をいただきまして、ありがとうございました。
9月の引っ越しに間に合うかという不安は残りましたが、気持ちがとても楽になりました。
どう手を付けはじめたらいいのか、どういうものなのかがわからず、かなり気落ちしましたが、先生の詳細なお返事で、気が楽になりました。
早速に本日祖母に話をし、進めていけることか検討していきたいと思います。
本当にありがとうございました。心よりお礼申し上げます。
本投稿は、2022年02月16日 23時16分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。