不動産 生前贈与と相続どちらがよいのか
父名義の土地に新築する予定です。両親と同居で、建物は私の名義になります。
そこで、土地は生前贈与で私の名義に移転登記を行うべきか、父の名義のまま相続時に移転登記を行うべきか。かかる税金によってどちらが良いのか教えて欲しいです。よろしくお願いいたします。
税理士の回答

まず、この問題、コレが正しいという答はありません。
生前贈与ならば、贈与時の価額で課税を受けます。土地は一般には高いですから、相続時精算課税を選択することも多いでしょう。そのときは贈与時の価額です。
生前贈与せず、相続時に相続又は遺贈で取得した場合、土地は相続時の価額です。場合によっては小規模宅地等の評価減の適用があるかもしれません。
相続税は、およそ9%しか課税になりません。相続時と贈与時のどちらが税金が少ないかは、個別的に検討が必要ですが、多くの場合、相続税がかからないので、贈与税を払ってまで移転させる必要はないかもしれません。これは一般的傾向ですが、あなたに該当するかはわかりません。
相続税がでる場合で、相続と贈与のどちらが良いかと考えても、贈与時の価額と相続時の価額は、事後的にしかわからないので、現時点で答は正確には出ません。
土地価額の今後の動向を考慮した上で、個別に検討するしかないのです。
長谷川先生、ご回答ありがとうございました!
本投稿は、2023年09月07日 10時48分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。