遺産相続に絡んだm&aについて
父の遺してくれた会社があります。妹が1人。亡き高齢痴呆の母が従兄弟に株を20%与えてしまい代表権も取られた状況です。妹も共謀して。
遺産分割協議書未作成の為、今回、妹と話し合いこの会社のm&aを提案しました。
事業計画を添えて。拒否してくるか思ったのですが
妹が税理士と相談して提案してきたのが
1.会社分割は借金があり難しい。
2.事業計画あるなら会社の株を買ってほしい。
との回答。
当方考えたのが
1.新会社作り事業の移転は不可能なのか?
2.株の買い取り?財源は?方法は 遺産分?足りない分の財源は会社から借金できるのか
会社は貸しビルと工業用品の卸です。資産はたくさん持っていますが債務もあります。
どのように回答すればよいのかお知恵をお貸し下さい。
弁護士に頼っていたのですが自分で解決する事にしたので。。
税理士の回答

阪神税務総合事務所の冨岡です。
M&Aは非常に難しい問題です。ここに書いて頂いた内容だけで判断するのは非常に困難です。
あなたのご質問に対して可能な範囲で回答致します。
1. 新会社に事業を移すことは可能です。しかし先方にとっては株式を売却する方が
有利でしょう。なぜなら株式は個人の所有で、課税関係が源泉分離課税で20%の負担で済むからです。営業譲渡の場合には法人の益金となり、法人税等の負担が発生します。20%以上の負担が見込まれます。その他、分割できない理由に挙げられていた借入金についても会社ごと譲渡してしまえば、負担は新株主に移行しますが、営業譲渡であれば相手方の負担のままです。
2. 株式を買い取る方法で行くのであれば、だれが株式を買い取るかをまず決めなければなりません。あなた個人なのか、別会社を作り法人で買い取るのか。問題の会社自身会社からの借金すると言うことでしょうか?自社株買いという方法もありますが、、個人に会社が資金を貸し付けるというのは望ましくない方法です。
本当にざっくりとした回答になってしましましたが・・・
税務上の有利不利、様々なデリケートな問題もありますので税理士に関与してもらうのが良いと思います。
本投稿は、2017年04月01日 10時03分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。