上場株の承継に関して
東京で大企業(金融)に就職し、2年半前より異動で米国に赴任している20代後半のサラリーマンです。
実家は地方で、祖父が別の方と共同で会社を創業し、現在、父が代表をしておりますが、子供は誰も帰っておりません。父の代に上場しており(現在東証一部)、株式は一定程度売却されましたが、引き続き大株主の一員です。両親も高齢になってきており、このまま今の会社で働くか実家に戻るか、徐々に様々な決断を迫られてきておりますが、実家に戻ったとしても、上場した以上大株主であるとは言えオーナー系ではありませんし、父が保有する株式の時価も高く、とてもサラリーマンの給料等で今の大株主の地位を維持出来るほど多くを承継出来るものではありません。一方、私自身としては、祖父が作り父が育てた会社・そして実家のある地方に貢献したいと言う想いも強くありますし、実家に戻るとしたら子供の中で私しかいないので、何れの判断になったとしても絶対に後悔しないよう、先ずはどのようなやり方が現実的に取り得るのか・そして税務的にベストなのか、また他の類似のケースでどのような策を講じているのか等の検討をしつつ、一時帰国の際にでも専門家の意見も聞いてみたいと考えております。このような悩みに対し、もし参考になるような書籍等があれば、教えて頂きたいです。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
税理士の回答
大きな岐路の前にお立ちになっていらっしゃるようですね。
中小企業の事業所系に係る書籍はたくさん出ておりますが、ご質問者のような立場の方に向けた書籍は私は目にしたことはありません。
相続、譲渡、贈与をすべて使って株式を承継していくことになりますが、一般論で答えが出るほど簡単なスキームはございません。
承継の方法について考える前に、お父様とお話してみること、事業を承継することについての意思をご自身に問うてみること、そのうえで事業をしてみたいと思った際に、最も最適な方法を考えるということではないでしょうか。
もし事業承継をする方向で心が決まっているのでしたら、方法は何とかなりますよ。ただその具体的な方法はこんなところで質問して回答を得ることはできません。信頼できる専門家と縁を作ることをお薦めします。
本投稿は、2018年10月28日 13時44分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。