相続税の申告について(初歩的な質問です)
H27年から基礎控除が下がり、今まで以上にたくさんの人が相続税の申告が必要になったと思います。
普通に会社に勤めていた方、退職金があって、ちょと多めに貯金をしていた方などでも、対象になってくると思うのですが、
5000万~1億程度の相続財産では、税務署の調査対象には選ばれないものなのでしょうか?
もっと、2億、3億、それ以上の何億のお金持ちの人が対象になるものなのでしょうか?
年間1000万以上稼いでいた人が、申告をしていなかった場合など、あきらかに申告が必要な人がしていない、あきらかに相続財産を少なく申告しているなど、色々調査対象に選ばれる基準があると思うのですが、相続税の申告、税務調査に立ち会ってきた税理士の方が思う、こういった人が選ばれているのでは?という所があれば教えて頂きたいです。
また、税務署はどういった所(預金・株・不動産)を調べて追及してくるものなのでしょうか?
税理士の回答

税務署は様々な方法で所得や財産に関する情報を入手しています。
それらの情報を参考にして、例えば生前の所得金額に比べて貯金の額が少ないと感じた人や、税務署が入手している情報と不釣り合いな申告内容のものは、税務調査の候補に上がりやすくなります。
また、税務署は被相続人や相続人の取引銀行や取引証券会社を直接調査しますので、家族名義の預金等が多いケースや、生前に多額の引き出しがあったケース、死亡直前に引き出しがあったケースなども、税務調査の対称に選ばれやすくなります。
特に配偶者名義の預貯金や有価証券などは調査の重点ポイントになっていますのでご留意ください。
以上、ご参考になれば幸いです。
本投稿は、2017年10月23日 21時30分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。