事業承継税制のデメリットは?
銀行マンに薦められるまま、
事業承継税制を利用して、
相続の準備をしています。
未公開ながら、
類似で算定して、
時価総額が100億円ほどある家族会社の父親の株式50%を子供3人で相続するのですが、
ざっくり、どれくらい、通常の相続よりお得になるのでしょうか?
事業承継税制って、そんなにお得でしょうか?デメリットもあるのでは?と不安です。
税理士の回答
事業承継税制とは、「事業承継を受けた後継者が、会社の事業を継続させることを条件に、本来かかる相続税や贈与税を全額免除します」という制度です。全額免除されるのがメリットです。
なお、現経営者から後継者に株式を承継させてすぐに税金が免除になるわけではなく、その後継者が事業を継続させ、将来的に、次の後継者にバトンタッチができて初めて免除になります。免除になる前の期間は、税金の支払いはあくまで猶予されている状態です。
ですので、途中で要件を満たさなくなるとさかのぼって、猶予された贈与税や相続税が復活することになります。
また、
①相続を受ける時に会社の代表取締役になっていること、
②相続を受けることにより、会社の筆頭株主になること
の2つの要件が最低必須ですので、
「父親の株式50%を子供3人で相続する」のであれば、事業承継税制は適用できないと思われます。
本投稿は、2024年02月11日 06時57分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。