株が値上がり。夫から贈与された株を売りたい 問題ないか教えてください。
1989年に 妻に贈与する目的で夫の証券口座で購入(100万円未満)した国内上場株を、妻の名前に名義書き換えを行いました。その際 贈与の手続きは 特に行っていません。
その後、配当金は妻が受取り、妻が使っています。
夫から妻への贈与と思っていますが、将来 夫の相続が発生したときに、税務上何か問題になる可能性がありますか?
今 値上がりしていて売却したいと思っています。
税理士の回答

初めの段階で「株式を妻名義に書き換えし、贈与の手続きをしていません」旨の記述がありますが、暦年贈与の基礎控除以下であれば、贈与税の申告は不必要です。また、名義変更後においても奥様は、法定果実である株式配当金を享受しており、質問者様も奥様に贈与したことを認識されていますから、名義株ということはないですね。当該株式は奥様への贈与が成立しているということになるかと思います。
よって質問者様の相続財産とのお考えは無用かと思います。

三嶋政美
1989年当時に夫名義の証券口座から妻名義へ株式を名義変更し、その後配当を妻が受領・使用している事実が継続していれば、実質的に贈与が成立していたと評価される可能性が高く、将来の相続財産に含められる可能性は低いと考えられます。ただし、贈与契約書や当時の名義変更記録など、贈与の事実を裏付ける証拠が乏しい場合、税務調査で形式面を指摘されるリスクは残ります。売却益については現在の所有者である妻の譲渡所得として申告することになります。念のため、当時の経緯や証拠を整理しておくことが望ましいです。
早速のご回答ありがとうございます。
安心いたしました。

ご参考にして頂かれたのであればよかったです。
本投稿は、2025年08月15日 09時49分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。