市街化区域の農地の倍率表「市比準」の計算方法について
父が亡くなり税務署よりお尋ねが届きました。
市街化区域に農地が5筆あるのですが、路線価が定められていない地域なので、倍率方式になると思うのですが、倍率表を見ると市比準になっています。
市比準は近くの宅地の評価額に準ずるということだと思うのですが、近くの宅地の評価額が分かりません。
以前、税理士の無料相談で概算を出してもらったことがあるのですが、その時は
固定資産税評価額×1.3 で計算をされていました。
この計算方法で評価額を算出してもいいのでしょうか?
税務署の相談にも行ったのですが、その時は全国地価マップで路線価を調べて計算し、造成費を引くように言われたのですがどちらでしたらいいのか迷っています。
市比準の場合は普通どのようにお尋ねの回答を出したらいいのでしょうか?
税理士の回答
倍率地域内の宅地比準方式で評価する市街地農地に該当すると思われます。
税理士無料相談の回答は本当に概算です。造成費が引けますので、税務署の相談の回答のほうが近いでしょう。
まず、市区町村の固定資産税係の評価担当へ近くの宅地(近傍宅地)の固定資産税評価額を確認します。
これに、倍率表の宅地欄の倍率を乗じます。
さらに農地の位置、形状の条件差及び宅地造成費を考慮したのち、地積を乗じます。
お尋ね文書については、もし相続税申告が必要な場合、申告書作成とともに税理士に依頼すれば、税理士が申告書を期限までに提出する旨を電話連絡することで文書提出を省略できるでしょう。
早速のご回答、ありがとうございました。
造成費を計算してみたのですが、相続税申告がギリギリなので迷っていました。
道幅が4m未満の場所が多いので、その旨書いて提出した方がいいでしょうか?
お尋ね文書の回答はできるだけ情報量が多い方がよいと思います。
相続税申告の基礎控除額ギリギリであれば、申告書作成を税理士に依頼されたほうがよいかもしれません。(不動産の評価に不安があれば、評価だけでも依頼するという方法もあります。)
不動産の評価だけお願いできるのですね。
探してみます。
ありがとうございました。
本投稿は、2019年05月21日 15時47分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。