相続税の小規模宅地の特例について
①親名義の住宅に子供一家が同居していれば相続時に特例が受けられますが、子供が住民票を移してから同居期間が数か月~一年間などと短い場合は可能なのでしょうか?
親が要介護になって同居した場合などです。
②親が要介護になり老人ホームに入った後、空き家となった所に子供一家が引っ越してきた場合、特例は受けられますか?実質同居はしていないわけです。
以上よろしくお願いいたします。
税理士の回答

①親名義の住宅に子供一家が同居していれば相続時に特例が受けられますが、子供が住民票を移してから同居期間が数か月~一年間などと短い場合は可能なのでしょうか?
親が要介護になって同居した場合などです。
→この場合は、小規模宅地等の特例を適用できます。
②親が要介護になり老人ホームに入った後、空き家となった所に子供一家が引っ越してきた場合、特例は受けられますか?実質同居はしていないわけです。
→この場合は、小規模宅地等の特例は適用できません。
老人ホームに入所される前から同居している場合は、適用可能です。
なお、ご質問以外の論点は考慮しておりませんので、予めご了承ください。
早速のご回答、御礼申し上げます。ありがとうございました。
再質問で大変申し訳ないのですが、よろしくお願いいたします。
①につきまして~同居の期間が短いと疑われることはありませんか?住民票を移していれば大丈夫なのでしょうか?
②につきまして~子供が家なき子で親の空き家に引っ越して来た場合、特例は受けられますか?

①につきまして~同居の期間が短いと疑われることはありませんか?住民票を移していれば大丈夫なのでしょうか?
→同居の期間は問いません。
なお、住民票の住所ではなく、実質的な生活の本拠地がどこかで、要件を満たしているか判定します。
②につきまして~子供が家なき子で親の空き家に引っ越して来た場合、特例は受けられますか?
→その場合は、相続開始時点で、いわゆる家なき子でないため、小規模宅地等の特例の適用はありません。
ご丁寧なご回答、大変勉強になりました。
どうもありがとうございました。

お役に立てて何よりです。
お困りの事がございましたら、またご質問ください。
その節にはよろしくお願いいたします。
本投稿は、2021年03月12日 11時30分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。