代理出品の反面調査
フリマアプリやオークションサイトで自身の不用品の他、友人の不用品も代理で出品をした際、仮に税務調査があったとして確認のために友人側に反面調査が行く事はあるのでしょうか?
税理士の回答

日用品のうち、不要となったものの販売であって、特にオークション等を目的に購入した品がないのであれば、税務申告は必要ないことになります。
一般的に自用で購入し、保有していたところ、中古品で売却するのであれば、購入価格より、高値では販売できることはないと考えらるからです。
それともプレミアが付いて、購入価格より、はるかに高値でお売りになり、高額の利益があったのでしょうか。
その場合は、状況によって申告するべき所得が発生する場合もあるかと思います。
いずれにしても、そのような状況が全く分かりません。
よって反面調査について、なんとも申し上げられません。
一般論として、税務調査の際、反面調査は必要に応じて実施されますが、調査の対象になった人が調査に非協力的、あるいは、説明が十分になされなかった場合等に限定されると考えてよいかと思います。
ご参考になれば幸いです。
お返事ありがとうございます。
趣味が変わり、コレクションしていた大量のミニカーや模型類、友人の依頼品等を数年にわたり通年で処分した結果、元々の単価が高いこともあり、売却額が数百万円になったので、販売目的と判断されないか心配になっていたところでした。
売却額は基本的に購入時より安いものが殆どです。
ごく一部、購入時より高値がついた物がありましたが、手数料や送料などを含めるとトータルでは大幅なマイナスで利益は出ておりません。
量があまりにも多く2年かけて売却している事や、購入時のレシートは保管していないので、どうしたらよいかとそちらも心配でおります。

買ったとき、或いは売ったときの領収証はあれば、それに越したことはないです。
資料が何もないのであれば、「領収証」の提示を要求されることになりますが、説明できるだけの資料を備えておくことが大事です。
むしろ、領収証を偽造して刑事罰を受けた人もいますので、領収証がありさえすれば良いというものではありませんので、念のため。
要するに所得税の計算は、領収証必然主義ではありません。(消費税は例外です。今回は関係がないと思います)
残されたメモなどの記録、預金通帳等の送受金の記録そして記憶に基づいて、売買の状況をできるだけ再現してください。
そして、通信費用をはじめとする必要経費となるものについても整理してください。
このようにもし、税務署から問い合わせがあったときに備えておけば、心配ご無用ですね。
オークションサイトからは売上金、手数料、受け取り金額のデータをダウンロードできる様になっており、逆算をすれば送料まではきちんと割り出せます。
購入した金額の2/3にも満たないくらいしか手元には戻ってきていませんが、もし税務署から問い合わせがあった場合は、揃えられる資料を準備して根拠を元に説明をすれば良いということですね。
最後に確定申告についても一つお聞きしたいのですが、この場合、利益が出ていなくても確定申告をしておいた方が良い事はありますか?
税務署に問い合わせをした際も、利益目的ではなく売却されたのであれば基本的に提出の義務はないです。という様に回答をいただいたのですが、額が大きい為、内訳の申告等をした方が良いのかと不安でおります。

ご連絡ありがとうございます。
税額が計算されない場合は、申告は不要です。
心配な部分が多く非常に心配していたのですが、スッキリしました。問い合わせがあった際、すぐに対応できる様に資料を揃えておこうと思います。
お忙しい中、大変丁寧に回答をいただきまして
ありがとうございました。

お役に立てて光栄です。
また何かの機会にお立ち寄りください。
本投稿は、2020年04月28日 21時21分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。