乙欄の職場を退職した場合、年末調整で甲欄と合算はできませんか?
主たる職場(当社)と副収入で別の職場で働いている方がおられます。
期の途中で別の職場(乙欄)を退職されました。
本来確定申告すべき方だとは思いますが、確定申告が面倒なので
当社の年末調整で合算できないか?と聞かれています。
理屈上は収入及び所得を合算するだけなので、年末調整の計算は可能だと
思うのですが原則的には2ヶ所給与になるので確定申告が必要という制度上、
合算できない理由は何かあるのでしょうか?
税理士の回答
乙蘭の所得税は甲欄より高くなります。極端な話ですが、乙蘭の人数が多ければ乙蘭の所得税を還付すれば会社の資金繰りに影響が出ることが考えられます。そのため乙蘭については確定申告の対象にしていると思われます。
長谷川文男
合算できません。
年末調整は、甲欄給与だけで行うものだからです。
例えば
1~3月 A社 甲欄給与
4~12月 B社 甲欄給与
この場合は、A社、B社を合算して年末調整を行います。
もし、A社の給与が乙欄だったら、合算できません。
例外
1~3月 A社 乙欄給与 B社甲欄給与
4~9月 B社 甲欄給与、退職
11~12月 A社 甲欄給与
この場合、A社で年末調整を行います。
その際、A社は1~3月の乙欄給与を含めます。
B社は前職として、合わせて年末調整です。
本投稿は、2025年12月05日 10時37分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。




