貸借対照表の流動資産について
個人事業主をしており、会計ソフトを使用しています。
今試しに貸借対照表をみてみました。
すると、左上の流動資産のところに、現金・当座預金・普通預金と三つ書いてありました。その普通預金のとこに書いてある数字の前に△がついています。
△はマイナスという意味だと前回教えていただいたのですが、ここに△がついているのは普通のことなのでしょうか?
あと当座預金とはなんでしょうか?そのような項目で帳簿をつけたことがなく、なぜ当座預金とでているのか分からなくて…まだ素人なので、分かりやすく教えてくださるとうれしいです。
税理士の回答
普通預金が△であれば、マイナス残高になっています。
普通預金勘定を印刷して、通帳と突合されたら良いと考えます。
当座預金も預金の一種です。使用した意識がなければ、当座預金元帳も印刷して、内容を確認されたら良いと考えます。

普通預金は、原則マイナスになることはありませんが、口座引き落としの費用に支払いがあった際、銀行との契約で普通預金の口座に残額がなくなった時に、定期預金などを担保に「借入」が発生する時に見られます。
当座預金とは、企業や個人事業主が小切手や手形などを発行する際に使用する事業用の「口座」になります。
特徴としては
1 利息が付かない
2 小切手や手形を振り出すことができる(支払の手段)流れは
①小切手、手形を振り出す
②相手が銀行に小切手等を銀行で換金する
③換金した金額が自社の口座預金口座から引き落とされる。
特に手形は、「③」までの先の日にちを設定できるので、現在口座にある預金以上の取引ができるメリットがあります。
発行を受けた先で換金の必要がある場合は、銀行で「割引」いて換金することができます。
⇒ 不渡りのリスクが生じる。
不渡りを出すと、信用がなくなるため銀行との取引ができなくなります。
3 口座開設に厳しい審査が必要
銀行からある程度信用がないと、当座預金口座を開設できません。
ただし、金融機関が破綻した場合でも残額保護されるメリットがある。
いずれの場合も、帳簿の入力誤りの可能性がありますので、通帳と突合されることをお勧めします。
いま確認したところ、報酬が入った時の勘定科目が普通預金のところを一回だけ当座預金と間違えて入力していたみたいです。
それを治したら△は無くなり、当座預金もなくなりました!
これで改善できたということでしょうか?
普通預金に△が付いているのは「マイナス残」になっていることを意味します。
実際の預金残がマイナスになっていない場合は入力誤りが予想されます。
例えば、入金項目の入力漏れか、入金(借方)とすべきところを出金(貸方)に入力しているか、入力金額の桁の誤りなどが考えられます。
当座預金は手形や小切手を使用する時に使う口座で、通常の個人事業では使用しないと思います。当座預金という科目に金額が入っている場合には、普通預金で処理すべきところを誤って当座預金で入力されたのかもしれません。
いずれにしても、普通預金と当座預金の「総勘定元帳」を確認すれば原因が判明すると思います。
その訂正で、普通預金の残高が預金通帳残高に合っていれば問題は解決されたと思います。

はい、それで普通貯金の記載内容と元帳の内容が一致すれば、改善できたということになります。
本投稿は、2019年06月29日 13時22分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。