申請書の勘定科目について
税務の処理をしていますが、素人なのでご教示願います。本連盟は、アジアからの留学生を日本の学校に紹介をしております。日本の学校に振り込む校納金を一旦預かり、連盟から各学校に費用を振り込んでいます。この申請項目は、「勘定科目:預かり金」でよろしいでしょうか。また、学校から減免処理をしてもらっていますので、多少の金額が連盟に残ります。この費用は、留学生へのお世話やメンターなどの交通費に使用しますが、全額を使い切ることがない場合には、残金が残ります。この場合の処理の方法を教えてください。「勘定科目:売上高」となり、課税の対象になりますでしょうか。その他、何か良い項目や使い方、申請方法などがあれば教えていただければ幸いです。宜しくお願いいたします。
税理士の回答

①校納金は留学生の学費を預かっているだけなので、「預り金」勘定で処理して問題ありません。仕訳例は以下のようになります。
留学生から預かったときに、
(借方)普通預金 ××× (貸方)預り金 ×××
学校に納付した時に、
(借方)預り金 ××× (貸方)普通預金 ×××
などとして処理すればよいかと思います。
②減免処理について、金額が僅少であれば、勘定科目は「雑収益」などとするのが良いかと思われます。仕訳例は以下のとおりです。
留学生から預かった金額と実際に支払った学費との差額を
(借方)預り金 ××× (貸方)雑収益 ×××
として処理し、預り金を精算します。
交通費等の支払いは、
(借方)旅費交通費 ××× (貸方)現金 ×××
として処理します。
唐澤先生へ
ご丁寧なご回答に感謝申し上げます。この残金が例えば、30万円程度余ってしまった場合は、どのように処理をすれば宜しいでしょうか。

御社の状況がよくわからないため、上記のように書きましたが、売上で処理するが雑収入で処理するかは、本業としての収入かどうかなどといったことを総合的に勘案して決めることになります。どちらも収入であることに変わりはありません。
学納金の差額以外に主たる収入があれば、当該差額は雑収入で処理して問題ないものと思われます。
本投稿は、2021年06月23日 12時32分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。