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経費の計上のタイミング、について。(償却費についても お願いします。)

個人で商売をしております。
一部、店舗に修繕(工事)が必要になりまして、今月から施工 大工さんと
お話をさせて頂いております。
その際の お話が
「年末に掛かると どうしても断れない別の仕事も入っちゃう」
だそうです。
自分は 信頼の出来る この方にお願いできれば仕上がりは、いつでも良いと
思っています。
そこで 例えば 私共A、とします。 大工さんの断る事の出来ない お客様Bさんとします。
12月より、AとBを 仕事をして頂くのですがBさんをメインに仕事をして頂いて
Aの私達の仕事は、12月より取り掛かるが、年明けの本格的な
仕事に向けて準備(下仕事?)しながら、大工さんは、Bを年内に終わらせる。
私共の本格仕事は、年明けの1月に (年内に下準備をしてあるので) さーっと 一週間程で完了、となる。(その様な段取りの計画です)
そこで、お聞きしたいのが、経費の計上のタイミング、です。
一応、代金の支払いは、自分は 2パターン考えております。(工事費 およそ200万円)
① 仕事依頼時 前払い金?手付け金?を100万 お支払い。工事が終わる1月に細かい部分の計算をして頂いて、残りを精算。合計200万円。
② 一応、200万円と聞いているので 年内に払ってしまう。年明けに工事完了時 200万円まで掛からなかったら、返して頂く。あるいは、足りなかったら、残りを 更に精算してお支払い。
①の場合は、修繕費(前払金?)/100万円〜12月計上。1月に 修繕費/100万円 つまり100万円は来年の経費?
② 200万円 年内の経費?(修繕費)、来年 戻ってきたら、買掛金?(例えば数千円・数万円) 足りなかったら、残り修繕費 来年の 修繕費・数万円。
つまり 年内ー修繕費 200万円、来年ー数万円 修繕費 数万円。
すいません、頭の中が ごちゃごちゃになってしまいまして。
どんな計上額(仕訳)に なるのでしょうか? アドバイス願いたいです。
そして、①・②の時の償却を どの様に載せるのか?

1ー@ 年内の100万円/年明けの100万円を別々に 償却費?と 2段に分けて100万円ずつ載せる。
2ー@ 分けてやっていようが、同じ工事。年内・年明けだろうが200万円の工事費償却をまとめて計上。今年から?来年から?
こんな 訳の分からない状態です。お願いします。

税理士の回答

経費計上のタイミングですね。
 所得税法では、債務が確定していることが必要経費に計上できる要件になります(所得税法37カッコ書)。そして債務の確定とは、(1)債務が成立、(2)給付原因となる事実が発生、(3)合理的に算定可能の3つすべてを満たすと考えられています(所得税基本通達37-2)。
 今回の取引に当てはめると、来年1月に完成・引き渡しされるのでしたら、来年に(2)給付原因となる事実が発生するので、来年の完成引渡し時に総額を修繕費または建物(の価値増加分(これを「資本的支出」といいます。))として計上することになります。
 物理的に壊れたものを元に戻すのであれば修繕費ですが、合わせてグレードアップなどがされると資本的支出と判定されることがあります。建物の簿価や残りの耐用年数、修繕の内容などで個別に計算しなくてはならないので、ここでは具体的な按分方法等をご案内できないことをご理解ください。
 なお、修繕費になるか、資本的支出になるかは、国税庁のホームページに所得税基本通達がご案内されているので、参考にしてください。
https://www.nta.go.jp/law/tsutatsu/kihon/shotoku/05/07.htm

先生、こんな低レベルな質問に回答 ありがとうございます。
非常にありがたいです。参考にさせていただきます!

BAをいただき、ありがとうございます。
 わかりやすい説明を心がけていますが、どうしても専門用語を使わないと正しい説明ができないときもあります。私の説明でご理解いただけたら幸いです。

今回の お話だと、手付金?(前払い金?)は、払った時点で右上に来てるんで、
来年の修繕・修繕の減価償却費になるのは来年の左下に来た時に経費に計上。
元通りになら〜修繕費。もっと良くする?みたいな工事なら 減価償却費、みたいなイメージで
良いのかなぁ、と先生の お話で そう思いました。

 右上とか左下というのは、ちょっとよくわからないですが、お使いの帳面のレイアウトですかね?
 修繕費と減価償却費は、そのイメージです。具体的には、元の建物の帳簿価額や今回の支出の内容がわかる請書や請求明細書などをもって、税務署で相談されるといいと思います。

先生!すいません。自分は残高試算表をいつも 頭にイメージする様に練習してまして…
前払い金(手付金)?は、残高試算表、右上のとこへ計上…なので、前年の処理では まだ経費(償却など)処理されていない、ということかな?と思ったので、次年度の修繕か、償却費か はっきりすると残高試算表の左下の方の欄に「修繕費」「減価償却費」と計上されて、前年の(僕の言い方の)右上〜「借入項目記帳?」の欄が
無くなる処理をされるのかな?と 思ったのです。
(分かりにくい言い方ばかりで、本当にすみません。)

そうであれば、お考えの通りです。
経営判断で残高試算表をイメージするのは、とても良いことだと思います。

本当に こんな素人の質問に お付き合い頂いて感謝しかありません。
毎月 方眼用紙を残高試算表に見立てて 色を塗り分け、試算表確認をして
練習してるんです。
なので、右上だの、左上の口座が減る…だの。分かりにくくてすみません。
本当に分かりやすく ご指導頂き感謝です。ありがとうございました。

ご自身で色分けして試算表を作成されているとのこと、素晴らしい取り組みだと思います。

本投稿は、2023年11月12日 08時01分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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