前払家賃の未払について
お世話になります。
法人の経理をしていて、発生主義で帳簿を作成しています。
支払は月末締めの翌月末支払です。
事務所は賃貸で、翌月分を支払う前払家賃です。
今までは、毎月15日に請求書が届く→当月の帳簿に「前払家賃/未払金」で計上→翌月末に支払った時に「未払金/現金預金」と、月末で「地代家賃/前払家賃」の振替処理をしています。
社長から、資金繰りが厳しいので、今月の支払分から家賃の支払いをストップさせてもらった。でも請求書は来るので、帳簿処理はしておくようにと言われました。
発生主義なので、請求書が来たら未払い計上。は変わらないと思うのですが、前払家賃と月末の振替は今後どのように仕訳すればいいでしょうか?
払っていないから前払じゃなくて「地代家賃/未払金」にすればいいのか。
でもこの方法だと当月の地代家賃と月末に振替する前払家賃の分と2回分家賃が計上される月が出て来てしまいます。
仕訳をどう変更すればいいか教えていただけると助かります。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答

仕訳を変更する必要はなく、これまで通り仕訳をすればそれで問題ないと思います。
御社の場合、大家さんから毎月15日に請求書が届いた段階で、
(借方)前払家賃 ××× (貸方)未払金 ×××
と処理をしていることから、資金繰りの関係で支払いをしていなくても、大家さんからの請求書は、これまで通り毎月15日に届き続けるはずであり、そのタイミングで上記の仕訳を起票するのが適当だからです。
そうすると、
(借方)未払金 ××× (貸方)普通預金 ×××
の仕訳だけが起きないので、未払金だけが積みあがっていくことなりますが、それは、大家さんへの未払金残高が増えている、という御社の経済的実態を適切にあらわせいていることになります。
本投稿は、2024年07月29日 15時25分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。