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個人でゲーム制作で発注した後、のちに個人事業主になった場合の開業費と経費計上について

お世話になります。
現在学生で、個人でゲームを制作しているのですが、
『ゲームの完成後、売上が立つようになった後に個人事業主として開業した場合の経費』についての質問になります。

・ゲーム制作した際のクリエイター、プログラマーなどに発注するため報酬を個人の時に支払った物の計上は可能でしょうか?
(クリエイターはイラスト等を納品、プログラマーは作業を委託になります)
開業費として計上出来るかどうか不明なためご教示頂ければと思います。
その際の仕訳も教えていただけますと幸いです。

・製作時間がかかるので、今年発注して、来年に発売という年度をまたいでの経費計上になってしまうのですが、前述のとおり個人で支払って、次の年に発売してから売上が発生する場合の経費計上は可能でしょうか?

お手数をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

税理士の回答

 上記のような処理は難しいのではないかと思われます。

 文面を読む限り、ゲームを製作して販売する、という事業は、すでにクリエイター等に支払をしている段階で開始していると考えるのが相当であり、売上が計上されるようになってから開業しているわけではないと考えられるからです。

 ただ、おっしゃるとおり、上記の支出はゲームの制作原価と考えられるので、売上が立つまでは、棚卸資産に計上し費用計上を繰り延べるのが適当なように思われます。

・支出時
(借方)外注費 ××× (貸方)普通預金 ××ばうt

・期末(未完成の場合)
(借方)仕掛品 ××× (貸方)外注費 ×××←経費から除外

・製品完成時
(借方)製品 ××× (貸方)仕掛品 ×××

・販売時
(借方)売上原価 ××× (貸方)製品 ×××←経費計上


唐澤様、ご回答ありがとうございます。
発注前に開業などをして、ゲーム制作原価を
棚卸資産として持ち越した方が良いという感じでしょうか。
仕訳の方、ご丁寧にありがとうございます、こちら参考にさせていただきたいと思います。

 というより、ゲームを製作して販売する、というビジネスモデルからして、製作の発注をしている段階で、開業をしているのは客観的にあきらかなので、売上が上がった段階で開業するという恣意的な取り扱いは難しいのではないのか、というのが上記回答の趣旨です。

 開業費は、たとえばお店などを開く場合に、お店をオープンした日が開業日となりますが、それまでにかかったお店の家賃や、開業のための広告宣伝費などなので、今回のケースにはあてはまらないのではないのか、ということです。

本投稿は、2024年09月12日 00時26分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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