試作品の費用計上
私は青色納税の自営業者です。
ある機械の製品化を目指し開発をして、試作品を作りました。
総額で100万円になります。
しかし、開発がうまくいかず、製品化することができませんでした。
計画がとん挫した状態です。
試作品も、うまく動作せず使用することが無いので納屋でほこりをかぶっている状態です。
この仕訳は研究開発費で計上することができるのでしょうか?
資産になるのでしょうか?資産と呼べる状態ではなく、ほとんど不良在庫に近い状態です。
試作には年度をまたいで組み立てては作り直しをしているため、昨年開発に費やした費用は研究開発費で計上し、今年完成しました。
詳しい仕分けが知りたいです。
よろしくお願いします。
税理士の回答

試作品の価値を適正に評価した金額で資産計上し、残りは研究開発費での処理と思います。
例えば、20万円の市場価値があれば、20万円で資産計上し、差額の80万円は研究開発費となります。資産は、廃棄時に除却損を計上します。
製品化できず、今後もこの製品の開発を断念したのであれば、経費処理で良いと考えます。
試作品は、貯蔵品となると考えます。

試作品も起動せず、価値の無い状態であれば資産性は無いでしょう。
皆様に丁寧に回答していただき、ありがとうございます。
廃棄しなければ資産計上しないといけないもかと心配したのですがそんなことはないようで安心しました。
もう一つ質問よろしいでしょうか?
仕事で使う小屋を自分で作ろうと思っています。
私はyoutubeとブログでも収入を得ているので、小屋を作る過程そのものが収益をもたらすコンテンツになります。
通常なら、小屋を使用するときに資産計上して償却処理すると思います。
私の場合、材料を購入した段階で費用計上しても問題ないのでしょうか?
材料を調達しながら作るので材料費は分散すると思いますが、最終的には30万は超えると思うので資産の場合は一括計上できないと思います。
また、今から設計するので完成は年を跨ぎそうです。どのようにすればよいのかお願いいたします。

小屋の作成後、廃棄する、使用する見込みがない。資産価値も無い。
小屋を作成する過程をみせること自体が目的、と実態に即して説明できれば経費でしょうね。
実態に反し、実は、小屋はその後賃貸に利用し、資産価値があったとなると異なるでしょうが。
ありがとうございます。
小屋は材料などの資材置き場です。イメージとしては木造のイナバ物置といったところです。
完成後は仕事の物置として使う予定ですので資産価値はあります
ということは、資産価値はあると思うので費用は完成した時に減価償却ということになりますか?
少なからずとも今期の利益に貢献するので一部でも今期の経費として認められない物かともいましたが厳しいでしょうか?

材料代で資産計上し、減価償却で費用化となります。
ありがとうございます。
材料費は資産で計上し、完成後に減価償却しようと思います。

説明を付ければ何でも経費になってしまうといえばなってしまうと思いますので、どこまで含めるかというのは試行錯誤になろうかと存じます。
作成過程が主。捨てる程では無いのでとすれば経費。
作成過程はあくまで従。その後の保管が目的、とすれば資産計上。
と実態も判りませんし、何が正しいかというのも第三者からは漠然として結論が出ないのかと存じます。
あくまで、常識の範囲で、ご判断いただくのが宜しいのかと存じます。
一定の倫理観をもって自問自答されるしかありません。
そうですね。わかりました
ありがとうございます
本投稿は、2018年08月08日 10時33分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。