家事関連費の按分について
業務委託で予備校講師をしています。家事関連費の按分の件でいくつか質問があります。
①家賃について
仕事用とプライベート用を面積比で決めるのが一般的であると思われますが、実態を考えますとトイレ、洗面所、廊下、玄関などは仕事にも必要ですから、その共用部分を50%にできないものでしょうか?また、仕事用のスーツ、ネクタイ、シャツなどを収納している家具は他の部屋に置いてあったり(仕事部屋は6畳しかありません)、仕事の資料は物入に保管したり、光回線のルーターは居間に置いてあったり、さらにインターネットに不具合が生じれば居間で仕事をしたり、厳寒の時期は電気ストーブでは寒い場合居間で仕事をすることもあったりして、こうしたことを考えるととても面積比では明確にできません。そうなると、部屋の数で考えた方がいいでしょうか?ちなみに住んでいるマンションは3LDKです。
②電気代について
家賃の割合に準じて按分してもいいでしょうか?
③通信費について(インターネット)
光回線利用料金とプロバイダー利用料金を払っています。毎日利用していますが、おそらく全額は無理だと思いますので、1週間のうち何日利用したかで按分してもいいでしょうか?たとえば、5日/7日といったように、です。
④通信費について(携帯電話)
プライベートな通話は固定電話を利用しています。携帯電話は予備校との連絡が主です。ごくまれに家族からの緊急連絡が入るぐらいですが、全額は無理だとしてもどのくらいが妥当でしょうか?
以上長くなりましたが、よろしくお願いします。
税理士の回答

酒屋就一
①物入れの保管や居間での仕事分まで無理に仕事用にしようとせず、仕事用の部屋のみの面積で計上していれば問題はないと考えます。それ以上を経費に入れようと思われるのでしたら、客観的に納得してもらえるだけの資料や証拠を残されることをお勧めします。
②③は、ご提示の方法で問題ないと考えます
④は、ご質問の内容でしたら9割程度計上しても問題ないのではないでしょうか
酒屋先生、早速のご回答ありがとうございます。
仕事用の部屋だけでしたら、16%ほどしかありません。追加の質問があります。
①客観的な資料・証拠というのは、見取り図を作成して具体的に使用している部分の面積を明示すればよろしいでしょうか?
②共用部分(トイレ、洗面所、廊下、玄関など)はなぜ考慮されないのでしょうか?仕事には必要だということは、社会通念として認められないものでしょうか?これは客観性とか面積比とかいった問題ではないと思いますが。
③電気代は面積比以外、どのような按分方法がありますか?
以上の件、よろしくお願いします。

酒屋就一
①ご提示の方法で問題ないと考えます
②共用部分につきましても認められる可能性はありますので、①と同じように計算して、費用とされてもよろしいかと考えます
③面積比以外でしたら、コンセントの数や使用時間などでも問題ないと考えます
酒屋先生、早速のご回答ありがとうございます。
共用部分につきましては、50%は無理だと思いますので、仕事とプライベートとの面積比で算出しようと考えています。
適切なアドバイス、真摯な回答に感謝いたします。
本投稿は、2019年06月27日 15時49分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。