経費のうち現実主義で記入可能なものはどれでしょうか??
よろしくお願いします。
青色申告では発生主義がルールですが、水道光熱費は現実主義でもOKと聞きます。
■ 家賃(そのうち30%)
■ 水道光熱費(そのうち30%)
■ ネット代(仕事上100%)
■ スマホ代(仕事上90%)
■ ネットのサーバー代(仕事上100%)
これらを経費に計上したいのですが、現実主義で記入してはいけないものはどちらでしょうか?(未払金・前払金などの仕分けがキッチリ必要なものです)
ご教示いただけると光栄です。
※全て口座振替です。
税理士の回答

柴田博壽
光熱費は、仕入高や他の経費科目と違って、発生しない月がある、又は月別金額の階差が甚だしいといったことが生じにくい科目ですから、現金主義の場合も大きな違いはないと解されます。。
発生主義をとる場合も一般論としては毎月、支払いの都度必要経費として経理します。これ自体現金主義なのですが、12月分等については、翌1月以降の決済となるものを相手科目「未払金」(仕入高は、同「買掛金」)等として計上すれば、発生主義に必ず是正されます。
ただし、この方式に切り替えた年分は、1月決済分は、前年12月分で、2月決済分以降も順次一月遅れた支払で12月には本年11月分を計上し、さらに12月分を計上することで、13か月分を経費にする変則になりますが、前年12月分は未計上であって、翌年以降はまた、1月分を決済した2月から始まって12月分まで計上しますから、正常な形になります。
なお、光熱費以外の家事関連費に関しても月別に差異のない家賃などは、発生主義、現金主義の場合とも結果は全く同じです。他の科目についても毎月の金額が甚だしい差異がなければ、現金主義でも大きな問題とはなりませんね。
ご参考になれば幸いです。
本投稿は、2020年04月13日 20時23分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。