経費は昨年、売り上げは本年の場合は?
学校の卒業アルバムを制作することになりました。
各種撮影に関わる経費は前年の4月から本年の3月まで各種発生していますが、
アルバム代金の入金は本年3月となります。印刷会社様への支払いもアルバム代金入金後の支払いになっています。
この場合、昨年分の確定申告は経費のみの記載となってよろしいのでしょうか?
初めてのことで、また、体調を崩しておりましたので今頃申告作業をはじめました。
お忙しい中、申し訳ございませんがご指導いただければ助かります。
税理士の回答

各種撮影に関わる経費は前年の4月から本年の3月まで各種発生していますが、
この場合、昨年分の確定申告は経費のみの記載となってよろしいのでしょうか?
今年に納品するアルバムの制作に関わる費用は、今年の売上時に売上に対応させて計上する必要がありますので、「仕掛品」(資産)に計上することになります。
したがって、まだ売上を計上していないにもかかわらす、費用のみ計上することはできません。
よろしくお願いいたします。
早速のご返答 お忙しい中、大変ありがとうございました。
当方の仕事(アルバム制作)に関わる「経費」とは旅費交通費や外注工賃(カメラマンへの支払い)などの経費が主であって実態のあるモノではございませんがそれでも「仕掛品」計上でよろしいのでしょうか?
先生のアドバイスを基に調べてみたところ「前払費用」(流動資産)という言葉も出てまいりました。
なお、確定申告は白色なのですが「資産」を計上することは可能なことなのでしょうか?
素人がおかしな質問をしているようでしたら申し訳ございません。

旅費交通費や外注工賃などの経費でも会計上は「仕掛品」で処理します。
「前払費用」でも間違いではありません。
ただ、白色申告で貸借対照表を作成されないようでしたら、
制作途中のアルバムに関わる費用を前年の費用から引いて、
今年の費用として計上していただければ結構です。
貸借対照表を作成されない場合は、「資産計上」ということは考えなくても結構です。
よろしくお願いいたします。
多田信宏先生、お忙しい中 早速のご回答ありがとうございます。
「仕掛品」が一般的で「前払費用」でも間違いではないというお話、理解させていただきました。
実は弥生の「白色申告オンライン(無料版)」に2019年の大量のレシートや領収書等を読み込ませたところでストップしている状態にあります。
これらを全ての日付を2020年に変更するか振替操作で「仕掛品」にするか方策を考えてみます。
先生にはお忙しい中、そして素人のあやふやな質問にご丁寧にお付き合いくださり本当にありがとうございました。また、何か分からないことがありましたらお付き合いいただければと思っております。
本投稿は、2020年07月19日 00時55分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。