水中用機械及びドローンのバッテリーの少額資産計上
いつもお世話になっております。
私は水中で写真を撮る機材やドローンを使用し環境調査などをする会社を経営しています。
今回、その機材や機械のバッテリーを購入しました。
ドローンについては税抜3万円ほどのものを8個、水中用機械のは2万円ほどのものを10個購入しました。
この場合において、バッテリーは1個の単価で見た時に10万円を超えていないため、そのまま消耗品費などの勘定で経費計上してもいいのでしょうか?
それとも、ドローンのバッテリー8個で一体の資産として判定をしないといけないのでしょうか?
別表を作成するかの違いで、数字が変わるわけではないと思うのですが、これからも出てくることなので悩まないように知りたいのでよろしくお願いします
税理士の回答

新木淳彦
こんにちは。
まず、御社の経理方法は税込経理か税抜経理かによって違ってきます。
税込計理の場合は消費税込みの金額で10万円判定となりますし、税抜計理の場合は税抜きで10万円判定をおこないます。
次に、ご質問のドローンのバッテリー8個で一体の資産として判定するかどうかですが、これは用途によります。
つまり、今回購入したのは8個ですが、そのうちの複数個を一つのドローンに使用するような場合には、セットで10万円判定となります。
しかし、ドローン1個につきバッテリー1個の場合には、バッテリーをセット使用することが無いため、1個の値段で10万円判定するようになります。
ただし、気を付けて欲しいのは、応接セットのようなものですね。
応接セットの場合、テーブル1つとソファが2つないしは3つを購入すると思いますが、この場合には全体で判定します。
つまり、応接セットのようにセットでないと用をなさないものについては、セットでの判定となります。
ドローンも1台だけで飛ばすときもあれば、複数台を使用して飛ばすときもあるでしょう。また、ドローンを購入したときにバッテリー別売で、一緒にバッテリーも購入したというような場合には、そのドローンとバッテリーの合算の購入価格で10万円判定となるかと思います。
しかし今回はバッテリーだけの購入ですから、原則は1台で飛ばすものですよとなれば、1台当たりの価格で10万円判定しますが、必ず2台セットで飛ばしますよとなれば、2台1セットで10万円判定される可能性があります。
つまり、御社の利用実態がどの様になるのかで、判定されるものと思われます。
検討をお願いします。
本投稿は、2021年07月28日 18時43分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。