法人の車両の減価償却の除去について
法人の車両の減価償却の除去についての質問です。
弊社4月~3月の会計年度です。
今年の3月で848,743円の車両減価償却残があります。
内訳は以下です。
①車両本体
〇取得平成15年9月
〇取得価額 924,000円
〇旧定率法・償却率0.438・耐用年数4年
〇初年度(平成15年度)のみ償却。償却額236,082円(924,000円
×0.438×七カ月/十二カ月)
〇帳簿残 687,918円(924,000円-236,082円)
●減価償却したのは初年度のみ。
その後一度も減価償却していません。
②車両への資本的支出
〇取得 平成18年3月
〇取得価額 160,825円
〇旧定率法・償却率0.438・耐用年数4年
〇帳簿残 160,825円
●取得してから一度も減価償却していません。
合計848,743円になりますが、この総額を今年の3月の決算で固定資
産除去損したいと考えています。
そこで質問です。
①848,743円全額が除去損の対象になるか?
車両本体からすでに21年経っています
②除去後も、車両経費(具体的にはガソリン代、車両保険、重量税な
ど)は会社の経費に入れられるか?
③除去した場合、固定資産台帳はどのように記入したらよいか?
教示願います。
税理士の回答

固定資産除却損を計上するためには、その固定資産を廃棄する必要があります。また、税務上の損金算入が目的を前提とします。
そのため、廃棄の証明書(業者への引き渡し書類)などが必要です。
例外として有姿除却という、廃棄せずに除却する方法もありますが、その場合には、車両を事業に使用できない状態である証明が必要です。
どちらにしても、除却後には車両そのものが使用できませんのでその車両に係る経費は計上できません。
廃棄するなどした場合には、当期減少額に残存簿価を記入し、当期末残高を0円とします。備考欄に廃棄の旨と廃棄した年月日を記入します。
本投稿は、2024年06月01日 20時33分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。