減価償却資産の取得価格の計算方法
以前から所有していた建物を第三者に賃貸することになりました。
そこでその建物の減価償却費を計算するために取得価格を計算する必要があるのですが、
①5年前くらいに購入した建物なのですが、耐用年数に1.5をかけて、5年前の取得した日から貸し出す月の前の月までを減価償却をおこなって取得価格を算出し、貸し出した月から減価償却をおこなう。
②また、今回貸し出すにあたって1階部分を工事していますので、建物とは別でこの工事費用も減価償却していく。
①+②の合計が1年間の減価償却費という考えで合っていますか?
ちなみに①ですが、法定耐用年数が34年で1.5をかけるので、5年間は51年で償却をおこない、そこから算出した取得価格を34年間で償却していくという考えで合っていますか?
税理士の回答

①5年前くらいに購入した建物なのですが、耐用年数に1.5をかけて、5年前の取得した日から貸し出す月の前の月までを減価償却をおこなって取得価格を算出し、貸し出した月から減価償却をおこなう。
上記が違います。
5年前に購入した金額が取得価格です。
②また、今回貸し出すにあたって1階部分を工事していますので、建物とは別でこの工事費用も減価償却していく。
工事が完成した段階の金額が取得価格です。
入った日から償却を始めます。
①+②の合計が1年間の減価償却費という考えで合っていますか?
あっていない。
ちなみに①ですが、法定耐用年数が34年で1.5をかけるので、5年間は51年で償却をおこない、
記載の5年間が償却した金額です。
残りが未償却残高です。
未償却残高から貸し出した償却費を引いていきます。
そこから算出した取得価格を34年間で償却していくという考えで合っていますか?
上記記載。間違い
他人に貸し出しをする以前に、自分が持ち家に住んでいた期間がありますので、新築で購入したときの建物の取得価額から、自分が住んでいた期間の減価償却をして未償却残高を求めるんですよね?
工事が完成した段階の金額が取得価格です。
つまり工事にかかった費用のことではないんですか。

他人に貸し出しをする以前に、自分が持ち家に住んでいた期間がありますので、新築で購入したときの建物の取得価額から、自分が住んでいた期間の減価償却をして未償却残高を求めるんですよね?
あっていますよ。
でも、貸した時からの減価償却費は、取得価格から求めます。
未償却残高は、残高だけの記録です。
工事が完成した段階の金額が取得価格です。
つまり工事にかかった費用のことではないんですか。
そうです。その通りです。
本投稿は、2025年03月28日 12時52分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。