一括償却資産と定額3年償却
先日、会社(中小企業)で従業員のアプリ開発用にiPhoneを購入しました。118360円でした。「工具器具備品」の項目で固定資産に登録しようとしているのですが
・一括償却資産にして3年で償却
・定額法(耐用年数3年)で償却
ではどちらが正しいですか?
また、この2つの違いはなんですか?
固定資産は月次決算を出すために毎月末に償却しています。
弊社では間接法で償却しています。
不勉強な質問で恐れ入りますがよろしくお願いいたします。
税理士の回答
・一括償却資産にして3年で償却
・定額法(耐用年数3年)で償却
ではどちらが正しいですか?
→正しいも間違いもなく、法人の選択になります。
また、この2つの違いはなんですか?
→一括償却資産とは文字通り、その事業年度中に取得した取得価額20万円未満の固定資産を個別に管理せず、一括して管理して纏めて償却していく税法上の制度です。
何月に取得したかに関係なく、取得価額の合計額×事業年度の月数/36がその事業年度の損金算入限度額となります。
また、一括償却資産を選択した場合は、除却や廃棄をしても固定資産除却損とはできず、帳簿価額が0円になるまで上記の算式で減価償却費を計算します。
通常の固定資産の減価償却は既にされているようですので、ご存知かと思います。
なお、定額法とのことですが、減価償却資産の償却方法の届出を提出されているのでしょうか?届出をしていなれば法人は定率法が法定償却方法になります。
本投稿は、2021年05月17日 19時10分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。