中古太陽光発電所の減価償却について
今年の4月に中古の太陽光発電所を購入します。
稼働から3年経過していますが、償却資産期間及び計算はどうなりますか。
購入金額は税込み1500万円です。
新規の場合の償却期間は17年です。
よろしくお願いします。
税理士の回答

畑中達司
新たに太陽光発電設備を設置した時の耐用年数は、ご存じの通り17年です。3年経過していた場合の耐用年数ですが、簡便法によると
(17年-3年)+(3年×0.2)=14.6年 ・・・・14年となります。
計算は、定額法であれば 1,500万円×0.072×9/12=810,000円
定率法であれば 1,500万円×0.143×9/12=1,608,750円 です。
余談になりますが、購入価額1500万円のうち電力会社の送電設備に繋ぐための「連系工事負担金」はどうなっているのか、確認した方が良いと思います。ちなみに「連系工事負担金」の額は繰延資産として15年で償却することになります。
投資目的であれば、消費税還付が受けられるよう事前に消費税関係の届出手続きをしておくべきです。所得税も定率法で計算する方が経費算入が多くなるため、減価償却資産の償却方法の届出をした方が良いです。そして翌年4月には固定資産税(償却資産)の負担があることを忘れすに資金繰りした方が良いと思います。
回答ありがとうございます。
参考になりました。
本投稿は、2022年02月15日 11時24分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。