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「積送品」の仕訳について

先月から「ケーキの委託販売」を始めたので、
新たに、委託販売の仕訳が必要になったのですが、
「積送品」の仕訳が良くわかりません。

具体的には、受託先で商品が販売されたときに、
借方:仕入  貸方:積送品
という形で、売上原価を仕入勘定に振り替える必要があるのですが、
この売上原価の計算方法が良くわかりません。

この場合、販売された商品分の原価合計額を出せば良いのでしょうか?

とあるウェブサイトでは、「売上額×委託原価率」という計算で
この金額を出していました。(その場合、委託原価率はどのような
計算になるのでしょうか?)

又、受託先で「商品(ケーキ)のロス」があった場合は、
どのような仕訳になるのでしょうか?

ご教授頂けると大変助かります。

何卒宜しくお願い致します。






税理士の回答

この場合、販売された商品分の原価合計額を出せば良いのでしょうか?

ご理解の通り、販売商品の原価合計額を積送品から売上原価に振り替える仕訳を入力します。

とあるウェブサイトでは、「売上額×委託原価率」という計算で
この金額を出していました。(その場合、委託原価率はどのような
計算になるのでしょうか?)

ケーキ1個当たりの原価金額が把握できているのであれば、委託原価率を使用する必要はありませんが、ケーキが複数種類あり、かつ各ケーキによって原価率が異なる場合は、それぞれ計算するのが煩雑であることから、委託している商品の平均原価率(=委託原価率)を算定し、売上高に平均原価率を乗じて、原価合計を算出する方法も実務的によく用いられております。


又、受託先で「商品(ケーキ)のロス」があった場合は、
どのrような仕訳になるのでしょうか?

通常の販売と同様に、ロス商品の原価合計を積送品から売上原価に振り替える仕訳になります。
なお、受託者からロス商品の負担があった場合、負担割合が原価相当である場合は売上原価のマイナスを計上、負担割合が販売価格相当である場合は売上に計上するのが一般的です。

受託先で商品が販売されたときと、
受託先でロスが出たときは、両方とも、
借方:仕入  貸方:積送品
という形になるのですね。
その部分が自分にとって盲点でした。

委託原価率(平均原価率)につきましても、
実務的に考えれば、その方が効率が良いですね。

ご丁寧にご回答して頂き、有難うございました。


本投稿は、2023年08月02日 16時51分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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