決算書の買掛金について
建設業の事務をしていますが、決算等の詳細な経理については顧問税理士さんにお任せしています。
先日、調べたい事があり決算書を見ていて、貸借対照表の買掛金が目に入り、疑問に思ったので教えていただければと思います。
・8月決算の建設業の会社です
・外注費の支払は、締日後、翌月末日の支払です。
※末日が休日の場合は、銀行の前営業日
Q:
貸借対照表上での買掛金(外注費)の数字が、8月末日(決算日と同日)に支払う分の金額と、翌月末に支払う金額(8月の請求分)が合算された数字になっています。
8月末に支払いを済ませた分も決算的には、支払いが済んでいないものとして買掛金として計上されていますが、これはなぜでしょうか?
また、その期は、8月末日が土曜だったため、前日の8/30に外注費の支払を済ませています。
この場合でも8/31時点の貸借対照表には、買掛金として計上されるは正しいのでしょうか?
決算業務に詳しくないため、ご教示いただけますと幸いです。
宜しくお願いいたします。
税理士の回答

土谷秀昭
買掛金は、仕入に対する反対勘定(例えば、10円のものを仕入れて決済されない場合、仕入10/買掛金10と仕訳をします)。
外注費の未払分は、「未払金」勘定を使います。
詳しくは、決算報告書を見てみないと分かりません。

三ケ原徹
ご質問に回答いたします。
ご質問の内容を拝見しますと、外注費については、例えば7月中の締切分については、8月末日に支払われる。(毎月同様)
例)外注先 甲
7月20日締切 ⇒ 8月31日支払い(ご質問では8月30日支払)
(仕訳)
① 7/20 7月分外注費 1,000,000円 / 7月分買掛金 1,000,000円
② 8/30 7月分買掛金 1,000,000円 / 現金預金 1,000,000円
となり、この時点で甲に対する7月分の買掛金は 0円となります。
③ 8/20 8月分外注費 1,000,000円 / 8月分買掛金 1,000,000円
④ 8/31 甲に対する買掛金 1,000,000円
以上のように適正に処理されていれば、甲に対する買掛金の残高は、8月締切の1か月分になっているはずです。
なので、8月30日に7月分が甲に支払われているかどうかの確認を行うと同時に誤って他社の買掛金或いは未払金を減算していないか確認してみてください。
それでも解決できないのであれば、顧問先の担当者にお聞きになるとよろしいでしょう。
本投稿は、2025年04月07日 13時27分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。