共同事業経営者への手土産
個人事業主をしています。
自分の本業とは別に共同事業があるのですが、共同事業経営者の自宅での打ち合わせの際、手土産を持参しました。経費にできますか?
税理士の回答
山本快夫
お世話になります。
ご質問に対する回答)
↓
①共同経営の事業における手土産(交際費)の場合は、事業主自身の家事費として必要経費として認められない可能性が高いと考えます。
②質問者さま自身の本業における手土産(交際費)の場合は、共同事業は取引相手ではないでしょうから、必要経費として認められる余地は少ないと考えます。
③共同経営の事業における打ち合わせ時の茶菓子(会議費)の場合は、必要経費として認められる余地があると考えます。
他の方のアドバイスも参考になさってください。少しでもご参考になりましたら幸いです。
荒川直宙
結論から申し上げますと、その手土産代は原則として事業の「必要経費(接待交際費)」に計上できます。
共同事業の打ち合わせを円滑に進めるための出費であり、事業との直接的な関連性(事業関連性)が明確であるためです。
【1】勘定科目と金額の目安
◆ 勘定科目の考え方
贈答として渡す手土産は原則として「接待交際費」になります。打ち合わせの席で一緒にいただく茶菓子程度であれば「会議費」として処理できる場合もあります。
◆ 金額の目安と申告上の注意
明確な金額基準はありませんが、社会通念上相当な金額(数千円程度)で、事業関連性を示せれば経費として認められるのが一般的です。
なお、個人事業主の場合は限度額なく必要経費にできます(法人の場合は交際費等として損金算入限度額の計算対象になります。また、手土産の贈答は飲食費に当たらないため「1人1万円以下」の除外基準は適用されません)。
【2】税務調査で突っ込まれないためのポイント
税務署から「プライベートの贈り物ではないか?」と疑われないよう、以下の証拠(エビデンス)を残しておくことが重要です。
◆ 必要な準備と記録
① 領収書・レシートの保管
購入時の領収書やレシートを必ず保管してください。
② メモの記載(出金伝票や領収書の裏面)
領収書の裏や会計ソフトのメモ欄に、日時・訪問先と相手のお名前・目的(例:〇〇共同事業に関する進捗打ち合わせの手土産代)を記載しておきます。
③ 打ち合わせの実績を証明できるもの
当日の連絡履歴、議事録、メモ、スケジュール帳の記録などを残しておくと、より確実です。
【3】具体的なアクションプラン
① 領収書の裏面にメモを書き込む
「日付/訪問先のお名前(自宅)/〇〇プロジェクト打ち合わせ手土産代」と記入します。
② 会計ソフトに「接待交際費」で入力する
摘要欄にも訪問先と目的を入力します。
③ 共同事業の契約内容を確認する
共同事業の形態(任意組合なのか、単なる業務提携なのか)によっては、共同事業側の経費として精算するのが適切な場合もあります。費用を誰の経費で処理するか迷う場合は、契約内容やパートナーとの取り決めをご確認ください。
少しでもお役に立てましたら、ベストアンサーに選んでいただけますと幸いです。
本投稿は、2026年10月07日 22時16分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。







