仮払金について
社員の仮払金が前期決算から未精算で残っていて、今期決算が6月末の為そろそろ締めないといけなく、内容は分かっているのですが、
現金で数万円を仮払いで出金し、領収書やお釣りが返ってきていないのと
渡した本人が既に退職してしまい、現状が不明になっています。
この場合は内容が分かっている場合でも精算する事は難しいでしょうか?
税理士の回答

境内生
仮払金は仮の払いなので仮払金です。
現金で数万円を仮払いで出金し、領収書やお釣りが返ってきていないのであれば仮払金のままですし、渡した本人が既に退職してしまい、現状が不明になっているとはいえ、全く連絡がつかないのかどうかの確認も必要です。6月末時点では何の清算もされていないのですから今期の申告は仮払金になります。

仮払金に関し、相手が退職済みでかつ音信不通ということであれば、仮払金の回収ができないため貸倒損失として処理するのが良いと思います。(BSに資産性のない仮払金を残し続けるのは好ましくありません。)ですので仮払金は決算整理仕訳で貸倒処理し精算するのが良いと思います。(貸倒損失/仮払金)

内容がお分かりでしたら、内容が判明しているものは当該費用科目で処理していただき、未返金額は退職者に対する「未収入金」で処理していただくことになります。
なお、領収書が返ってきていない状態でしたら、帳簿に領収書がない理由の記載が必要です。
よろしくお願いいたします。
本投稿は、2020年08月25日 16時39分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。